日本は川の多い国です。
全国各地に河川があり、護岸(いわゆる土手)があります。
水田の多い地域には畦畔(あぜ道)があります。
その護岸や畦畔は
県が管理している場所もあれば、
市町村が管理している場所もあり
管理者は様々です。
氾濫防止や治水のために安全性は確保されている場所は多いのですが
問題は雑草とその駆除です。
日本には四季があり、
高温多湿な時期は
河川の護岸や畦畔は、すぐに、雑草に覆われてしまいます。
◇
護岸(土手)や畦畔(あぜ道)脇の
雑草駆除対策には
地方自治体の管理が間に合っていない場所が多く、
町内会などの有志の方達で
定期的に雑草駆除されている場所が多いと聞いています。
◇
しかし、
高齢化が進んでいる地域の町内会などでは、
雑草駆除(草刈り)が大きな課題です。
護岸や土手などの傾斜の強い場所での
高齢者の草刈り作業は危険も多く、
また
体力的にも、
広い面積を年に何回も雑草駆除するのは
大変な事です。
なんとか、雑草を抑制しながら
草刈の手間を軽減する
緑化工法はないものでしょうか?
◇
今回、S&S GREEN PROJECT®は
地元の町内会さんとタイアップして
土手の雑草成長を抑制し
現在、年に4回 有志の方達が行っている
草刈の回数を軽減できる
景観緑化工事の方法を 模索する実験を始めました。
ただし、条件があります。
①この場所は地元の多くの方たちが
散歩される土手沿いの道なので景観が大切です。
②河川そばなので除草剤(薬剤)を使用する事は許されません。
③地方自治体からの資金援助にも限界があるので
低コストでできる緑化工事である事。
◇
5月中旬に、5つの試験的な方法で緑化工事を行いました。
←5月17日に施工しました。
幸い、
7月下旬の現在は、
どの工法も、ある程度、雑草の成長を抑制できています!
①カラーウッドチップ
チップを積層し、日照を遮断する事で雑草の成長を抑制する方法で、
草刈り機などを入れにくい
太陽光パネルの下や
ゴルフコースの樹木周囲で成功している方法です。
今回の護岸では、只今こんな感じです↓
②コーライ芝のプレート
コーラ芝のプレートを敷き詰める事で雑草の成長を抑制する方法です。
今回はコーライ芝プレート中心の穴に「タマリュウ」を定植しましたが
お好みで、四季に応じたフラワーポットに差し替えて戴いても良いです。
只今、こんな感じです↓
③ヒメイワダレソウ
成長が早く、匍匐性の強い草種を密に成長させ、他の雑草を排他する方法です。
④ヒメツルソバ
成長が早く、匍匐性の強い草種を密に成長させ、他の雑草を排他する方法です。
⑤センチピートグラス
アレロバシー(排他性)の高い芝種を成長させ、他の雑草の成長を抑制する方法です。
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今後の進捗を見守りながら
ベストな工法が見つかれば良いと思っています!
宜しくお願いします!!
S&S GREEN PROJECT®
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