冬本番。
「クリスマス寒波」が到来し、
北日本の各地が大雪に、
みまわれています。
雪国にお住まいの方は
日々の除雪に、
大変な思いをされていると思います。
どうか、安全に気をつけて、除雪作業をされて下さい。
☆
そんな、冬のさなか、
営業で年末のご挨拶の道中、
道端に、
小さな森を見つけました。
まだ、
木々が紅葉していて、美しい!
道端に車を停め、近づいていくと、
「十枝の森(とえだのもり)」と
看板がありました。
☆
この森は、
「両総用水」を発想し、を完成させた
十枝雄三さん(十枝家14代)の住居跡地だそうです。
十枝雄三さんは、
昭和初期、
幾度となく、干ばつに悩まされた
九十九里浜近隣の 農家を救うため、
利根川からの水路「両総用水」を計画されました。
無報酬の県会議員となり、
家屋敷を質草に入れ、
活動にあたった為、
30年を要したこの大事業で
家屋敷は人手に渡りましたが、
後に、次女の澄子さん(15代当主)が
取り戻さたそうです。
その後、
自然保護を条件に
大網白里市に寄贈され、
この場所は、
現在、十枝家の意をくんで
「十枝の森(とえだのもり)」として
公園になっているそうです。
☆
「両総用水事業」とは
戦前、時の村長さんであった、
十枝雄三さんが
80数キロ先、
佐原の利根川から
下総(県北部)、上総(県南部)の香取郡、
匝瑳郡、山武郡、長生郡、
4郡、51町村へ引水する農業用水
という壮大な発想を念頭に、
戦後は、GHQ(マッカーサー)と交渉を重ね、
我が国初、世界銀行から当時の5億円の融資を得て、
「両総用水事業」を
千葉県の事業から、国家事業に昇格させ、
30年かけたこの事業は昭和31年に完成に至ったそうです。
「両総用水」の完成により
九十九里平野は一転して
国内屈指の穀倉地帯に変貌し、
現在の千葉県外房地域の発展の基礎
となったそうです。
☆
森の中は、
イロハモミジが群生し、
もう、12月なのに、
この界隈はまだ、
日中、暖かいせいか、
紅葉と落葉が、とても美しい!
まさに、
童謡にある「小さい秋」見つけたです!
☆
静寂な森に入ると
樹齢450年を過ぎた大楠木をはじめ
トチノキ、ケヤキなどの大木や、
野草、熊笹など、自然豊富。。。。
森の中の小径を歩くと
あわただしい、
師走の世間を
少しの間、忘れさせてくれる
「癒し」の空間が広がります。
☆
この公園は
「十枝の森を守る会」のボランテイアの方達で
整備・保全されているそうで、
4月には音楽会や
11月にはイロハ紅葉祭などが行われ
近隣住民の方達の「癒しの森」
として親しまれているそうです。
お近くに行かれた時は
是非、行かれてみては、
いかがでしょうか?
☆
今年も残すところ、あとわずか。
本年もお世話になり、
ありがとうございました!
来年も、
良い年になりますように!
(担当/サバンナブラン営業部)
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