9月8日は24節気の「白露」。
大気が冷えて来て、露ができはじめる頃です。
ムクのエアレーションで、三相を整えた後は
リン酸などを施肥して
秋の新根・新芽の成長を一気に促したいところです。
◇
気になるのは、
1)最近、連発した台風
と
2)土壌内に吸着残留しているリン酸
です。
1)台風と塩害
台風の降らせる雨には塩分が含まれている場合が多く、
表層に塩分(NaCl)が蓄積すると
★吸肥を鈍らせ
★土壌がシルト化・固結しやすくなり、透水性が鈍ります。
夏の雷雨や台風の雨雲は、広範囲にわたる事が多く、
海水から蒸散する塩分が
雨雲に含まれていて、雨と共に地表に落ちます。
海抜の低いコースは
特に、塩害の影響には注意したいところです。
塩害(NaCl)の緩和するには
ナトリウム(Na+)の蓄積に対して
カリウム(K+)資材
や
カルシウム(Ca++) や マグネシウム(Mg++)資材
でイオン交換により分解できます。
また
塩化物イオン(Cl-)の蓄積に対しては、
分解能力にすぐれたバチルス菌や
高品質な腐植酸(フミン酸・フルボ酸)で
分離・分解・洗浄できます。
2)土壌内に吸着残留しているリン酸
土壌内には
リン酸とカルシウム、リン酸と鉄が
吸着残留し、
新たなリン酸の吸収を妨げる場合があります。
土壌がアルカリ性に傾くと
吸収されないで土壌に残っているリン酸が
カルシウムと結合し残留しやすくなります。
土壌診断で有効態リン酸として計測されるのは
主にこのリン酸です。
また
土壌が酸性が強いと
土壌内で溶け出した鉄分と
残留しているリン酸が吸着・固定されて
たまっていきます。
難溶性リン酸と呼ばれるものです。
これら吸着残留したリン酸を開放するのが、
根や微生物の出す有機酸、
こうじ菌、酵母菌や
フミン酸、フルボ酸と言われています。
◆
秋の肥料のくいつきに
おすすめの資材が
「フルボ酸9%」です。
←高品質!北米のレオナルダイト層から採取。
主成分は
フルボ酸(天然レオナルダイト由来)9.0%
ユッカシジゲラ抽出物(浸透資材)5.0%
です。
フルボ酸は
古い地層である北米のレオナルダイト層から採取した
高品質のフミン酸を
さらにもう一段階精製した
たいへん分解能力にすぐれた資材です。
←「フミン酸」をもう1段階精製した「フルボ酸」
塩害で土壌に蓄積した(NaCl)を分解し、
土壌内でカルシウムや鉄と吸着残留しているリン酸を開放し、
施肥したリン酸を有効に秋の新根・新芽の成長に繋げます。
◇
★海岸に近いコースなどでは特に
地上部の成長を抑制、根の成長を促し、
塩基飽和度を緩和する
「カルマグマックス(7-0-3)」
や
★この夏、病害で悩んだ場合は特に
土壌内の菌態活性バランスを整え
土壌内の有害な要素や 悪玉菌を
分解除去できるバチルス菌資材
「コンパニオン」
と
混合施肥されると
いっそう効果的です!
◆
よろしくお願いします!
(^^)
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