631バンブルビーゴビー
タイ王国などから輸入されてる超小型ハゼ。
昔からミドリフグなどと混泳出来る唯一の魚的な感じで紹介されているんで、そこそこ有名ですよね٩( 'ω' )و
真っ黒なバンド模様と鮮やかな黄色のコントラストが蜂🐝をイメージさせる事から流通名もピッタリや( ゚д゚)
この品種は採集地もバリバリな汽水域の為
飼育環境も0.3%以上〜1%未満の汽水に設定した方が飼育は容易となるが、純淡水での長期飼育でも実のところ生命維持には直接的な問題は無かったりする🥺🥺
なのに、なぜ汽水飼育が推奨されているのかと言うと、大半は脳死でバンブルビーゴビーのイメージと過去の図鑑記載に従ってそう書いてあるだけじゃねって思ってる🥸🥸🥸🥹
が、実際の純淡水飼育では汽水魚を
純淡水飼育する時に発生しやすいエピスチリス系の病気がどうしたって発症し易く
特に購入後2ヶ月以内では発症率が高くなるか、それの回避の為ゆえに汽水飼育推奨ってのはある٩( 'ω' )و
もっとも汽水魚あるあるな白いゼリー状の付着物が出るこの症状も、シュウ酸塩を主成分としたマラカイトなどの魚病薬の適切な使用で治せるんだけど、本種の一般的に想定される飼育環境がチビ水槽でミドリフグとの少数混泳ぐらいだとの勝手なおっさん脳内イメージにより、ちょっぴり高価な薬を買ってくれるんか怪しいだろって事を考慮しての汽水飼育推奨って感じや🥺🥺🥺
まぁ、今はシュウ酸塩を主成分とした薬も安価になってるからそろそろ考えを改めて良いかもしれんが(*´-`)
ちなみに汽水飼育推奨と言っても塩分濃度を1%まで上げるのは個人的には全く推奨しておりましぇん。
ほぼほぼスタートは0.3%でいいと思ってる。
この根拠は0.3%程度ならば淡水のバクテリアが活動可能な範囲なので濾過の立ち上がりも早くて水質も安定させ易いから。
1%ともなると淡水のバクテリアはバシバシ死んでしまうんで、濾過機能の維持が手軽な水槽セットだと活性炭依存になってしまうから長期安定って視点ではダメダメやん。
あとはそもそもバクテリアが海水性の物となると淡水で3週間で安定すると仮定すると
海水性なら実質1年やん。
水換え、足し水の知識も塩分濃度の上昇に比例して必須になるし、エアレーション式の濾過器なら塩が飛びまくって漏電、火災のリスクも上げ上げパラダイス_(┐「ε:)_
と、こんな感じでメインユーザーを想像しながら考えると色々とリスクヘッジを先に練り込んだ方向での推奨になる訳でございまつ🥺
話は変わって、本種の基本的な習性は
海水性のハゼに近い特性がてんこ盛りでして、淡水性のニジイロボウズハゼなどとは根本的に異なります。
まず、わりと同種間における縄張り意識がある。個体サイズが小さく行動範囲も狭い為、ちょっとしたレイアウトストーンなどで簡単に縄張り分けは可能なレベルゆえ混泳可能扱いされますが、一応は群を好む訳ではない事を頭に入れておいた方が良き。
他魚に対しても縄張りを主張しますが
サイズがチビな上に泳ぎも遅いので
ランプアイレベルの超小型魚じゃなけりゃ
目立った問題は出難いが、グッピーオスの様なヒラヒラなヒレで泳ぎの遅い魚には追い出す為に果敢にアタックする傾向あり🥺🥺
本種最大の特徴とされるミドリフグとの混泳可能な件について。
これは模様や色、匂いなどを根拠にしている訳じゃなくて、泳ぎ方によってフグからの攻撃意識を持たれないようにしているのてあろうと思ってる٩( 'ω' )و
特徴的な水中でのホバリングする様な動き、ちょんちょんっと2センチ進んではホバリング、もしくは緩やかに重力に従って沈む様なこの動きでフグを騙していると言っても過言じゃにゃい( ゚д゚)
そのため、健康状態が悪い個体など
バンブルビーゴビーらしい泳ぎ方が出来なくなった個体は速攻でミドリフグに食べられまつ🥺🥺🥺🥺
そんな訳でなので、既にミドリフグが居る水槽に後からバンブルビーゴビーを追加で入れる際はちょっと注意しましょう。
お持ち帰り袋から水槽へ放たれた瞬間のバンブルビーゴビーしゃんはパニック状態なのでつ🥺
一目散に逃げようと直線的な泳ぎ方をします🥺
そんな時に先住民のミドリフグが居たら・・・ぱくっ( ゚艸゚)・;'.、ブッ
なーのーでー、開封する時は先住民のミドリフグをアミや手で追い払ってから入れましょう。
その些細な気遣いで成功率99%アップや( ゚д゚)
なお、本種の黄色い部分が透明度高い薄めの黄色から黄褐色に染まる感じの近縁種が
カリマンタン島から入荷してます。
値段も変わらないから同じ名前て売ったりもしてますが、そちらの品種は淡水域に生息する品種でしてね、縄張り意識も本種より弱く一般小魚との混泳はそちらがお勧め。
だか、見比べると色が汚いのが玉に傷なんよな(*´-`)