風と僕の歩調

釣りが好きで、台所に立つ事が好きで、音楽が好きで、毎日の暮らしの中で感じたことを僕の言葉で綴ります

雪国へ 越後湯沢到着 その弐 

2022年03月07日 | 旅行

まるで子供達が舞浜駅で降りた時の感覚と同じくらい心トキメキまして、

日本酒の瓶達が、ディズニーのキャラクターよろしく、越後湯沢駅構内にある「ぽんしゅ館」で暫し足止めを食らいました。

500円払っての利き酒を「今」試すか帰りにするか随分迷いましたが、

車中ビールも飲んだし、最初からアクセル踏むと雪道コケそうな予感がしまして、

懐かしい小島屋さんの「へぎそば」で腹ごしらえ駅西口から雪国散策と相成ったのです。

吹雪く中、ほぼ傘をさしている方は居りませんでした。

なぁるほど、こんな天候でも雪慣れしている諸先輩はニット帽で充分なのね。

学習した僕は、傘をしまい歩き始めたのです。

残雪に積み重なった豚バラの塊みたいな積雪に驚いたり、

新幹線高架下のデカい氷柱に感激したり、

見るもの全てが新鮮で着こんでいるせいもあるけど寒さを感じません。

ただ道の中央や建物の駐車場入り口に設置してある凍らない用の噴水みたいな奴に水を掛けられました。

こいつ通ろうとすると人を目掛けて強くなる傾向にあります。

まあ慣れてないかもだけど。

ゆっくりと温泉に浸かり、旅番組の主人公を満喫。

いよいよ残すところ利き酒を味わおうと駅に辿り着くと、

ビックリするくらい大勢の若者たちでごった返しておりました

 

つづく

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雪国へ その壱

2022年03月07日 | 旅行

僕は、スキーとかスノボとかウィンタースポーツに縁がなく生きてきました。

何故か学生時代こぞって流行ったスキーもテニスも皆がやるから「俺もやらないと」的な二番煎じ行動を悉く避けていたのです。

後、もう一つの理由は、

南極点到達のアムンゼンと犬ぞりのスコットとか、

新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」を読んで、映画「八甲田山」で高倉健さんを観て、

「寒いところは怖いところ」が脳裏に焼き付いてしまっていたのです。

ですからテレビで雪国の景色を観ると、世の中にあんな情景があるのだと、ぬくぬくの部屋の中で眺めておったのです。

ある日、旅番組で寒そうな雪の中を歩き、湯上り後、野沢菜に冷酒を飲んでいる輩を観てしまいました。

凄い旨そうだなぁ・・・。

何だかとても幸せそうだなぁ、と、

車中泊と山歩きの時と同様、あの感情が沸々と込み上げて来たのです。

俺も、雪国で野沢菜と冷酒を飲みたい!

思い立ったが吉日

超ノープラン日帰りの旅、初雪景色体験ツアーを企てたのです。

あのですね。

とは、言いつつも節約しないとなりません。

往路は3つの電車を乗り継いで3時間半、車窓から晴天の関東平野を眺め、

川端康成の「雪国」の冒頭の一節。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」を体感してきました。

生まれて60年、初めて肉眼での雪景色は誰もが思う水墨画そのものでした。

 

そして、

目的地に到着するとこの方々が出迎えてくれたのです。

何故だろう。

初めて会うのにとても親近感を覚えました。

 

つづく

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