hiroべの気まま部屋

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平湯温泉・上高地のバス旅(2):新穂高ロープウェイと平湯温泉

2019-08-11 08:05:47 | 旅行

(平湯温泉・深山桜庵にて)

 平湯温泉と上高地などのバス旅、少し時間が空きましたが、続きのご報告です。今日もながくなります。どうぞ、写真だけでもご覧ください。

 で、続きの今日は、初日の「新穂高ロープウェイ」と二泊した平湯温泉の「深山桜庵」のご紹介です。
 新穂高ロープウェイ、平湯温泉とも長野県との県境の安房峠(安房トンネル)を超えてすぐの岐阜県・奥飛騨温泉郷といわれる地区にあります。
 長野県側から、安房峠を超えて岐阜や富山に、このコースを通るのは比較的最近では3回目、過去からを入れると7回目ぐらいかと思います。いずれも、松本から松本電鉄上高地線沿いを走り、途中新島々駅付近から山道に入って、梓川沿いをダムを右手に3つ見て多くのトンネルを抜けて、やがて安房峠越えとなるわけです。このルートは、途中から乗鞍や上高地へと繋がる観光ルートで、今の時期は多くの車が行き交います。
 
 (梓川三ダム・最下流側の稲核(いねこき)ダム)

 さて、今回も含め最近3回とその前4回の安房峠越えですが、大きな違いはトンネルです。昔はトンネルがなくて、結構大変でした。
 初めての安房峠越えは40年ほど前でしたが、メーカの山梨工場勤務時代で、仲間と高山まで1泊のドライブに行ったのです。当時は舗装も十分でなく、5月連休の雪解け後で道がぬかるんでいてタイヤが滑って、みんなで車を押して脱出したのが一番の思い出になっています。山梨時代はもう一度高山に行っていますが、その時はバスでの社員旅行でした。その後、3年ほど後の営業時代には、今度も5月連休に会社の仲間と能登一周のドライブに行った時で安房峠越えに挑んでいます。しかしこの時はまだ雪が溶けていなく通行止めで峠越えが出来ませんでした。しかたなく、一旦松本方面に戻って国道19号で木曽福島へ、そこからの峠越えで富山に入った記憶があります。
 そんな難所だった安房峠、トンネルが出来て、最近では雪の白川郷へのバス旅で通っていますが、スイスイと越すことができます
 
 (梓川三ダム・真中の水殿(みどの)ダム)

 写真で、梓川のダムをご紹介していますが、バス旅で新緑や川の流れとともに車窓観光の楽しみの一つです。最後は最上流にあり三つのダムでは最大の「奈川度(ながわど)ダム」で、ダム提を道路が通っています。
 


 さて、前置きがやたら長くなりましたが、今日の本題です。安房トンネルを出て30分ほどで、この日の目的地「新穂高ロープウェイ」に到着となりました。

 ここでの見ものは何と言っても、2,100mの展望台からの北アルプスの山々です。私も、このロープウェイのことは前から知っており一度行きたいと思っていて、期待大でした。
 で、結果ですが、残念ながら、上の写真の最上段左が見れた風景で、しっかり雲に覆われていました。本来右の写真のように見えるようです。それでも、珍しい2階建てロープウェイにも乗りましたし、日本で一番高い所に在る毎日集荷の郵便ポスト(山びこポスト)も見てきましたので一応の観光は出来ました。

 そして、新穂高ロープウェイを降りて、今回2泊した平湯温泉の宿「深山桜庵」へと向かいました。
 この宿、冒頭の写真で見ていただいたように、一見お洒落な雰囲気のありそうな宿ですが、どうだったでしょうか?まずは、部屋や庭などの写真です。

 和風旅館ですが、部屋はバリアフリーで、寝室が別室風になっていて、そんなに広くはないですが、使い勝手は良く居心地は良かったです。ただ、部屋からの景観は今一でした。庭もありますが、手入れが今一で、それらしい雰囲気作りはされていますが、あくまで「それらしいレベル」の宿といったところです。

 で、やはり旅行の楽しみは食事ですね。そちらはどうだったでしょうか?初日の夕食、2回の朝食、2日目の夕食の順でご紹介です。






 和風旅館ということで、すべて和食で、夜は懐石風です。高山ということで、豪華に飛騨牛が、ということでしたが、美味しかったのは2日目の夕食のしゃぶしゃぶと、その後の締めのうどんぐらいで、あとは普通といったところでした。そうそう現地報告した朝食の「ほうば味噌」も美味しかったです。
 この宿、共立リゾートという企業が経営する宿ということで、食事の世話も若いスタッフがテキパキとしてくれますが、その分心遣いは何か形式的です。全体の雰囲気も合理的ですが、その分まさに「それらしく」という域をでない宿といったところです。和風の宿ですが、かえって若い人向きかもしれません。

 今年は20年来夏に避暑で出かけている万座温泉に行くのをやめにしました。正直さすがに飽きた、ということです。とはいえ、やはり真夏は避暑に出かけたいと、このツアーに申し込んでみました。それで、宿が気にいったら、来年以降も今度は個人で利用しようという下見の意味合いもありました。
 でその結果ですが、部屋は一応合格、大事な避暑の要素も、朝夕涼しくて合格でした。ただ、食事は和食で、部屋からの景観も今一で、滞在型の宿ではなさそうです。そうそう、お風呂ですが、これまた「それらしい」お風呂です。木の内風呂も露天風呂もいい雰囲気です。ただ、暗いし、段差があって年寄りには足元がやたら不安でした。ということで、こちらも△といったところでした。

 ということで、今回は2泊ということで、十分満足なツアーでしたが、来年以降の避暑地はまた探します。