もう充分に遊んだから、もう夏休み終わっちゃってもいいかなっていう気分なんだよねー、というと運動部に睨まれます(笑)。全国の医学生のみなさまがた、東医体も西医体も頑張ってくださいね。わたくしは明日は2年後の東医体の運営のために働きたいと思います。傷を負った体でせめてものご奉仕。医大生・たきいです。
その女は、餃子の街・宇都宮で餃子屋のアルバイトをしている。2つある超有名店のうちのどちらか。漢字の方は地元の人に愛され、ひらがなの方は観光客に人気だ、とかいう話もあるらしい。
せっせとバイトをしてはいつもせわしく働くその彼女だが、時間の合間を縫っては自動車学校に通ってなんとか卒業できたらしい。免許センターというのはどこも何故か辺鄙な場所にあるので、仕方なく連れていってあげることにした。
辺鄙な土地にある故に、この上なく暇な場所であるが、車でちょっと行ったところにうまい焼き肉屋があって、免許センターついでにそこに行ってハンバーグ定食を食べるのがうちの大学では人気である。そこに行くぞ、と言ったら、
「くさくなるね!」
とのこと。うまいものくらい食わせてくれよ。
相当自信満々だったのか、彼女は試験を終えて誰よりも早く退出してきた。うまくいったのかね、よかったな、と構えていると何故か盛大に苦笑いしてこちらにやって来る。どうやら出来はイマイチらしい。
早すぎる退出のおかげで、噂の焼き肉屋にいってもまだやっていなかった。ドライブして時間潰すかとか言っていたら、餃子屋を見つけた。彼女の勤めるところのライバル店。冗談で入ってみるかと言ったら彼女も乗り気なので入ってみた。それは餃子屋の刺客なのか、スパイなのか、あるいは反逆、裏切り行為に相当するのか。実に興味深い。
その店はビールもライスもなかりけれ。焼くのか茹でるのかの2択。焼を2枚と、水を2枚。彼女も同じのを頼む。さてそのお味のほどは。
正直なところ、期待したほどではなかったか。確かに彼女の勤めるところのほうがうまい気がする。水餃子ってどうやって食べればいいのと尋ねてみたら、
「○○していただくか、○○しても美味しくいただけます」
とかすぐさま仕事モードに切り替わった。身体に刻み込まれたかのようなその台詞が、業務の多忙さを物語る。
味に飽きたとかいい始めた彼女は、残りの焼き餃子をくれた。お口に合わなかったらしい。宇都宮餃子二大対決の軍配は、彼女の勤めるほうに上がったかにみえた。しかし実際のところは店舗によって味が違うのだろうから、まだ結論が出せないところではある。
「くさくなるね!」といった張本人の彼女は、焼き肉屋に行ったよりも遥かに漂っているであろうニンニク臭を漂わせ、免許の写真撮影に向かっていた。不細工に写った、とご不満の様子であった。
(「いつもより5キロは減速安全運転」、という標語が平生の日本人の速度超過を黙認しているような響きがして笑った人(笑))
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