○○ちゃ〜ん！
5キロほど走ったところだったか
AirPodsから流れる音楽に被せて
僕を呼ぶ大声が聞こえた
70歳近くのジジイを捕まえて
ちゃん付けで呼ぶなんて誰だ？と思って
声の方を振り返ると…
誰かの家の前で
女の人と立ち話をしていたのは
年上の友人のＹさん
走ってるのが僕だとすぐわかったのか？
まぁわかるよなぁ
茶髪のロン毛だし白髭を生やしてるし…
そんな姿で走ってるジジイなんて
僕以外に誰がいるかって…
オハヨウ〜！
思わず手を上げて
挨拶を返したけど…
女の人はその家の奥さんだろうか？
アラフィフくらいで小太り気味の…
昔の部活仲間だった
個人事業主の彼は70歳を回っても
こんなところで休むことなく
仕事に勤しんでるのか？
それとも…
まさか
不倫？ってことはあるまい
それなら僕を大声で呼ぶはずないよな…
相手がアラフィフの小太りオバちゃんじゃ
羨ましくもなんでもないけど…
そんな愚かな思考回路に
すぐに陥ってしまうのは
まだまだエロジジイが治らない証か？
治らないよなぁ
治るわけないよなぁ
坐骨神経痛よりもタチが悪くて…
誰もが自分と同じことをしてると思ったら
大違いなんだから…
そんな逞しすぎる？想像力を振り払って
耳から聴こえる音楽に合わせて
再びステップを踏み続けた
（最も好きな女性シンガーのひとり…）
昨日
怪しげな整体院の
イケメン風アラフォー先生に言われたとおり
10キロに留める予定で走り始めた
今日のスロージョグ
久しぶりに走った一昨日と比べて
なんだか足の運びがぎこちない
走る前に痛みの伴うストレッチを
先生の指示でしなかったせいなのか
超スローでも歯車が噛み合わないような…
そして何よりも少し痛くて…
痛みを感じたらすぐやめて下さいと
そう言われたのはわかるんだけど…
その痛みっていうのは
どのくらいのレベルなんだろう？
痛み止めを飲んでても
走る前からそれなりの痛みのあることが
恒常的になってて…
つまりは
横になったりしない限りは
必ず痛みは感じてるわけで…
そのレベルの痛みも含めるなら
とてもじゃないけど
完治するまでは走れないことになる
それとも
我慢できない痛みのレベルを言うなら
まぁこのまま走り続けても良いような…
もちろん
超スロー以上にペースを上げようとすると
我慢できない痛さのレベルに達するけど…
そう解釈することにしようか？
そうじゃないとマジに走れなくなるから…
そんなわかったようなわからないような
自分勝手なことを思いながら走ってると
6キロ過ぎあたりからバッテリー切れ？
徐々にシンドくなってきた
ちょっと10キロは無理だと感じて
8キロに変更することにしたものの…
一昨日と同じコースだから
8キロ地点だと
我が家までは1キロほど残ってて…
結局今日も
超スロージョグ9キロということに…
それが良いのか悪いのか
今の僕には全くわからず…
もう一度
明日の身体の様子を見てみよう
一日置きにジョギングするから
どうせ明日は休足日だし…
タイムというかペースは
一昨日よりもほんの少しマシだけど
その実感は全くない
今日の方が出来が悪く感じてしまうという
なんとも不思議な…
まぁ焦ることはないさ
いくら大会が近いからとはいえ
長期戦を覚悟して走ることにしたから…
もう完走すらできなくてもいいんだ
いや完走はしておきたいよなぁ
やっぱり…
でも
できなくてもしょうがないさ
それがいまのジジイの実力なんだろうから…
気長に行こう！
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