夜中に何度も繰り返された稲光と雷鳴
雨なのかそれともアラレなのか
屋根を打ちつける音が大きく響いて
その度にフッと目覚めてしまうほど…
ついでに
用心のためトイレで用を足せば
それだけでまたもや睡眠不足気味に…
この時期のミゾレ混じりの空に轟く雷鳴
我が地ではブリおこしと呼ばれてて
その名のとおり寒ブリの獲れる季節に…
いよいよ本格的な冬だということか…
昨夕はちょっとした揺れの地震も加わって
万が一我が家が倒壊して潰れでもしたら
凍える中でマジに大変なことになると…
実際にそれが現実になってる
能登半島の被災者の皆さんを思うと
何とも言えず心が痛いけど…
それがわかるなんて
ノー天気なジジイでも
少しばかりはマトモな心も残ってる?
そんな天気まわりで
朝から断続的に雨やミゾレが打ちつける今日
昨日に続いて走れないかもと
半ば落胆しながら雨雲レーダーとニラメッコ
ジョグを走るためには
ずっと晴れなくてもよくて
1時間ばかりの少しの間だけでも
雨に当たらなければさえ…
そんなことを願いながら
雨雲レーダーの予報を追っていると
30〜40分ばかり雨雲の途切れる見込みが…
いつもの時間帯とほぼ同時間帯に…
なので
はやる気持ちを抑えつつもジョグの準備を…
するとまたもやカミさんから
こんな雨よ!またぶつかるのがオチよ!
という忠告なのか心配してるのか?
もうすぐ止むから…
そう返事した僕の言葉どおり
やがて雨は上がりつつ…
今日は雨の鬱陶しさを晴らすように
お気に入りのこの子をお供にして…
昨日が休足日だったせいか
走り出しはいつもより軽い足取り…
久しぶりにタイムアタックでも
してみようかと一瞬考えたものの…
路面も濡れてるし
一昨日みたいに衝突寸前の
事故まがいも起きるかもと思って
やっぱり頑張らないジョグに徹することに…
雨雲が低く垂れ込めた薄暗い中
2キロ手前のちっちゃな美容室で目にできた
キュートな美容師さんの横顔
暗すぎてボンヤリとしか見えなかったけど
今日も働いてる姿が見れて満足だと…
もしかして彼女には
僕を元気にする不思議な力があるのかも…
それを恋と言うのか?
やがて5キロ過ぎくらいから
やっぱり雨足が段々と大きくなって
一昨日と全く同じように
再び大雨の中を走ってる状況になり…
だけど今日は
一昨日の事故寸前の二の舞にならないよう
本当に注意深く行き交う車の動向を
シッカリ注視しながら…
6キロ過ぎの
長い上り坂を上り切ったあたりからは
ようやくポンコツ老体でも動くようになり
少しだけ力が入った走りに…
なので
今日も想定以上の出来の走りに…
ただ…
違和感を抱えたままの右足首の感覚は
あまり改善されず…
やっぱり今の段階では
スピードを出すのは控えた方がいいと…
気温が1桁の状況でこれだけ走れれば
アラ古希ポンコツジジイとしては
文句の言えない結果だと…
明日も荒天が続く見込みで
走れるかどうかは全く未知数だけど
少しでも可能性があるのなら
小雨の中でも走りたいと…
走れるうちに走っとかなくちゃ…
この間から
カミさんからまとまったお小遣いが貰えると
言われて喜んでいたのだが…
いくつかある
僕名義の大型の定期預金を解約した上で
その一部を下ろして
小遣いとして貰う段取りの予定が…
どうやら名義本人の僕じゃないと
定期預金の解約ができないらしく
銀行手続きも厳しくなったものだと…
闇バイトとかいろいろと物騒な世の中に
なっちまってるからなぁ仕方ないか?
ということでジョグを終えた後
カミさんから通帳や印鑑を渡されて
某銀行支店まで愛車でひとっ走り
銀行窓口で若い女性行員の指示どおり
2枚ほど伝票に記入押印して
待合席に座って待ってると…
何やら
女性行員の指示した記入事項に誤りがあって
記入し直してほしいというお願いが…
指示されたとおりに記入したんだから
僕に落ち度は全くなかったのだが…
若い女性行員はかなり申し訳なさそうに
カウンターの外まで出て来て
記入し直しの説明をしてくれたけれど…
それが
僕に身体をピッタリ寄せて
顔もくっつくくらいまでの至近距離で
僕が書いてる伝票用紙を覗き込む仕草で…
おいおい!いくら何でもコレ近すぎだろ!
こんな20代くらいの若い子が
ピッタリ寄り添うなんて久しくなかったから
嬉しかったのは間違いないけど
変な照れもあって…
おそらく彼女の方は
僕のことをヨボヨボのジジイだから
マトモに記入できないかもと心配して
そんな態度を取ったのかもしれないけど…
コッチはくっつくこと?に人一倍敏感な
現役のエロジジイなんだから…
幸いにも
そんなにも美人じゃなかったから?
何事も起きなかったけど…
これがもし美人で僕のタイプだったら…
あぁその方が良かったよなぁ絶対に…
手続きを終えて窓口から離れるときに
足元も悪いので転ばないよう
十分に気をつけてお帰りくださいね〜と
そう言われ…
やっぱりこの子は
僕のことをヨボヨボのジジイだと思って
心配してくれてたのかとわかって…
コッチは
茶髪ロン毛でイヤリングもした白ヒゲの
イケてるジジイのつもりでいたのに
何だか複雑な心境で銀行を後にすることに…
やっぱジジイに見えたのかよ〜
雨の降りしきるなか
急いで駐車場に停めた愛車に乗り込んで
そう呟きながらエンジンをかけた
おそらく
彼女のジイさんよりは若いとしても
父親よりはかなり年上なんだろうなぁ
全く異性として見られてない感じのような…
当たり前か?
20代の子から見たアラ古希のジジイなんて…
いつの間にこんな
老いぼれジジイになっちまったんだろう?
若い頃はそれなりにモテたのに…
もうそんな面影すら無くなっちまったか?
こんなに走り続けて元気でいるのに…
ザンネン…
まぁ
どんなに頑張ったところで
勝てるはずないよなぁ
忍び寄る老いの影に…
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