(↑家内某所(トイレとも言う(^^;)の飾り 記事内容とは関係ありません。)
前回記事の最後で予告したとおり、今回は新型コロナワクチンに関する大手メディアの偏向報道について、具体例を挙げたいと思います。枚挙に暇がないので、前回とりあげたばかりではありますが、わかりやすくて記憶にも新しいモデルナワクチン異物混入事件を選びました。
モデルナワクチン異物混入事件にうかがえる偏向報道
くだんの前回記事でとりあげた後、さらに続きがあるのですが、昨日3日に菅首相が総裁選に立候補しない旨の発表をし、その報道にかき消されたようになっているので、続報をここに記すとともに、この事件を巡るメディアのありようを分析してみたいと思います。
この異物混入の発覚は、埼玉、沖縄に続き、29日には群馬県(太田市)で、31日には神奈川県(横浜市)でも相次いで報告されており、それまで使用見合わせとなったロットとは異なる製品と発表されました(詳しくは厚労省の「新型コロナワクチンの異物混入への対応」をご参照ください)。
さらには、9月1日に、それら異物の調査結果について、「新型コロナウイルスワクチンの一部ロットにおける異物混入に係る調査結果について」にて厚労省が発表しています。調査結果の概要は、
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・ 混入した異物は、製造機器の破片(ステンレス)であること。
・ ステンレスは、心臓の人工弁や金属製のステープルなどの医療機器に使用されており、極めて小さな粒子状の金属が仮に筋肉内に注入された場合でも医療上のリスクが増大する可能性は低い。
・ 当該ロットについては、9月2日から回収する予定。
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としています。
流通担当の武田薬品工業がモデルナ社との共同声明として9月1日に出した結果速報は、こちらで見られます。それによると、異物の「316 ステンレススチールは、製造や食品加工の際に一般に使用されるハイグレード(高品質)のステンレススチール」とあります。さらに、ワクチン接種後の2件の死亡事例については、
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現時点では、これらの死亡事例とモデルナ社製ワクチン(ロット番号 3004734)接種の因果関係があることは確認されていません。現在のところ相互の関係なく偶発的に生じたものと考えられます。今後、因果関係の有無に関する正式な調査を実施していくことが重要と考えます。両死亡事例の調査は、最優先事項として緊急性および透明性をもって誠実に進められています。
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と報告しています。
これらの発表を受け、例えば東京新聞では、翌日の2日朝刊の一面で、「混入異物はステンレス 国停止のモデルナ製『リスク低い』」というタイトルで、同省発表の内容とほぼ同じ内容を報じています。また、同日の別面での別記事では、武田薬品が医療従事者に向け、投与前にワクチンのビンの内部を目視確認するよう改めて注意喚起したことを報じました。「注射器の針を瓶のゴム栓に刺した際に一部が削り取られて破片が混入する『コアリング』と呼ばれる事象が起きると説明。沖縄県で見つかった異物は、この事象の可能性が高いとした」とあります。「ワクチン製造時にゴム栓のような破片が混入する恐れもごくまれにあるとし、群馬県で発見された異物はこれに当たる可能性を指摘」とあります。
さらにその翌日の3日朝には、NHKがTVニュースで、「モデルナアーム」と呼ばれる副反応について、「自衛隊での臨床では、1回目にかゆみや腫れが出た人でも、2回目の再発率は7%。一般的なアレルギー症状とは違う」と、まるで異物混入事件を火消しするかのような内容を報じていました。
その後、菅首相のニュースが流れ、その報道にかき消されたかのように、ワクチン異物混入事件についての記事は途絶えています。
そもそも、モデルナワクチンは、この事件以前にも物議を醸すことが少なくなかったですよね。くだんの「モデルナアーム」しかり。また、8月14日の東京新聞朝刊では、「モデルナ発熱 日本頻発 ファイザーの2~3倍 38度以上が6割超」というタイトルの記事で、厚労省研究班が自衛官を対象に行った副反応調査の結果をそう報じていました。
そこへ起きた異物混入事件です。異物混入自体も事件ですし、日々事象が拡大しているのも事件です。さらに、接種による副反応疑いの死亡者が出たのも大事件ですし、前回記事で紹介したように、6月からすでに現場から報告が上がっていたのに、製薬会社も厚労省も黙っていたことも大事件だと私は思います。これだけの追及項目があるにも拘わらず、メディアはいやに静かではありませんか? なぜ2ヶ月以上も黙っていたことを追求しないのでしょう? 「異物の正体がステンレスでも、すでに体内で使われているものだから、体内に入ってしまってもリスクは低い」? 誰がそんなこといえるのでしょう? 第一、それは第三者機関が調べたのではなく、製造元と流通担当の製薬会社が調べて公表した結果ですよ。それに、沖縄で見つかったピンク色の異物については触れられていませんが、それはどうなってしまったのでしょう? 誰も追及しないのですか? 「今後も目視を続けて!」ですって? 異物は目視できるものに限られると、誰が保証できるのでしょう?
もし、これが食品への異物混入だったら、もっと大騒ぎになっているのではないでしょうか? 過去のいろいろな事例を思い起こせば、食品製造会社は対象食品をすべて回収し、行政処分を受け、消費者からは不買行為という社会的制裁を受けるのが一般的ではありませんか? さらに、失った信頼を回復するには、それ相応の時間と努力を要してきたと思います。人々は食品には大騒ぎするのに、なぜワクチンは大丈夫なのでしょう? 「口からじゃなくて、腕からなら平気!」? そして、なぜメディアは騒がないのでしょう? どんな事態でも”ワクチン接種ありき”の政府の片棒を担いでいるようにしか、私には映らないのですが…(^^;
しかも、もっと不思議なのは、最初の事件が発表された翌日の27日、東京都が渋谷に16~39歳の若者を対象として開設した「東京都若者ワクチン接種センター」に若者が長蛇の列を作った光景を、各メディアが報じたことです。希望者が殺到して密が生まれたので、その後、抽選制にしたりオンライン申し込み制に切り替えたりしています。その現象を受けて、「若者が接種を受けたがらないという情報は誤りであるとわかった」と、東京新聞の読者投稿欄に投稿している人(47歳の男性会社員)がいましたが、はたしてそうでしょうか? ここでも食品の例で考えてみてください。ある食品に金属片やゴム片が混入していたと報じられた翌日に、その食品を買うために長蛇の列ができるでしょうか? 普通は逆ですよね(^^; 何か不自然で奇異なものを感じるのは私だけなのでしょうか……?
ここで私が思い出していたのは、dip株式会社(「バイトル」で有名な求人広告会社)が、7月21日に日本経済新聞と読売新聞で一(ひと)面丸ごと使って掲載した企業広告「ワクチン接種で、社会を守ろう」です。同社のHPからその広告をそのまま引用します:
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ワクチン接種で、
社会を守ろう。
ワクチンを接種することは、
自分自身だけでなく、家族を、職場の仲間を、
そしてその先のお客様を守ること。
つまり社会全体を守ることにつながります。
しかし、接種するための時間や、
接種後の体調変化などの心配や問題もあります。
そこで、dipは、
既に接種をした人とこれから接種する人には役立つ情報を、
接種を迷っている人には、
その背中を押せるような情報をお届けしたいと考えました。
例えば、ワクチン接種特例休暇の付与、ワクチン接種協力金の支給、
ワクチン接種をした人のシフトの優先や、
時給アップなどのワクチンインセンティブを
積極的に行っている企業や店舗の求人情報を提供していきます。
少しでも安心してワクチン接種できるように。
すべての人が活気ある日常を取り戻せるように。dipは動きます。
ワクチン接種で、社会を守ろう。
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自社の企業利益のために投資した新聞広告なので、利益追求については「お好きにどうぞ」ですが、長時間労働や低賃金に喘ぐ若者や正規雇用につけない若者などが、こういう広告を見てワクチン接種会場に足を運んでいる、という可能性も考えられなくはないと私は思います。因みに、この会社と社長について見てみると、ソフトバンクの孫 正義氏の息がかかったベンチャー企業なのですね。
さらに、こんな文書の画像が私の手許にあります。岡山県久米郡美咲町で「ワクチン接種デモンストレーションのエキストラ」(4月28日・29日用)という職種を募集したらしき文書です。募集時ではなく募集終了の通知ですし、どういう機関がどういう地域/範囲で出した募集なのかは残念ながら不明なので、内容の真偽が確認できていないものを載せるのは本意ではありませんが、もし本当だとすると、こういう求人があるということですね。時給1,400円とは、随分美味しいお仕事ですよね(^^ゞ となると、くだんの渋谷の接種センターにも、求人会社によって集められた若者が並んでいないとも限らないと、私は思います。そうでもなければ、あの奇異な光景の説明がつきません(^^;
【後日追記】(2021.9.5) -----------------------------------------
なんと、8月29日に沖縄県でファイザー製のワクチンにも異物混入が発覚していたと、翌日に報じられていたのですねw(☆o◎)w くだんの厚労省のページに記載がないですし、少なくとも東京新聞の朝刊では報じられなかったので、気づきませんでした(^^;
◆「NHK NEWS WEB」の 「新型コロナワクチン 八重瀬町ではファイザー社製に異物混入」(08月30日 18時31分)によると、「同じロット番号のワクチンの使用が中止されました。これまでのところ健康被害の情報は寄せられていない」とのことです。
◆「琉球新報DIGITAL」の「ワクチン異物混入原因は『コアリング』 ファイザーが八重瀬町に説明」(2021年9月3日 06:30)によれば、「ファイザー社が2日までに、ワクチンのバイアル(瓶)のふたの一部が注射針で削られる『コアリング』と断定したと、町に説明した。厚労省は本紙の取材に『コアリングであれば、同じロット番号のワクチンを含め、安全性に全く問題はない』と答えた」とあります。
ウェブではNHKも報じているではありませんか! TVでも流れたのでしょうか? ファイザー製までもとは、私にはさらなる大問題だと思われますが、それにしては、メディアは静かではありませんか? ワクチン接種に利する報道は一所懸命なのに、不利になるような報道は避ける…これを偏向報道といわずして、なんといえばよいのでしょう? やはり怪しい(^^ゞ 厚労省もスルーするつもりでしょうか?
なお、このニュースについては、gooブログ「やっちのブログへおでんせ!」のこちらの記事で知りました。y-loveroseやっちさん、ありがとうございましたm(__)m
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本当は、もっといろいろ例を挙げたかったのですが、思いの外記事が長くなってしまったので、今回はこれにておしまい…(^^; 私の記事は、どうしてこうなっちゃうのでしょう(^^ゞ 今回も最後までお読みくださり、ありがとうございましたm(__)m
♪金属でも ハイグレードなら 怖くない♪のtakuetsu@管理人でした(^^;