(↑ 「川崎市日本民家園」内にある旧太田家住宅)
先週のことですが、川崎市にある都市計画緑地の「生田緑地」を散策しました。丘陵地の地形と里山の自然を活かした総合公園で、180ha近くに及ぶ園内には、雑木林・湿地・湧水などの豊かな自然が残されており、また、「岡本太郎美術館」・「日本民家園」・「伝統工芸館」・「かわさき宙(そら)と緑の科学館」・「藤子・F・不二雄ミュージアム」などの文化施設や、「生田緑地ばら苑」(バラの季節のみ公開)があります。概要についてはこちらを、マップ・散策コースはこちらをご覧ください。
レイアウト形式で画像を紹介します。
(★これより下の画像をクリックすると、大きい画像や別の画像が見られます。★リンクに別画像がある場合は、マウスオンするとその旨が表示されますが、ブラウザによっては読み込めない場合がありますm(__)m ★撮影日は2018年9月16日です。)
初秋の里山2018 ~川崎市「生田緑地」~
西口の駐車場に停め、西口サテライト(案内所)で、緑陰を歩くお奨めコースを教えてもらいました。
生田緑地で一番高い場所、標高84mの枡形山(ますがたやま)に登りました。ここは、「鎌倉時代の源頼朝の侍大将であった稲毛三郎重成が城を構えたと伝えられています(HPより)。」(右画像参照)
展望台(左)からは360度のパノラマが楽しめ、天気がよければ富士山も遠望できます。
十二支の動物で方角が表わされています。ここからは南の方角が望めます。
左から、よみうりランド(&我が家)方面・二子玉川方面・武蔵小杉方面
「飯室山(いいむろやま)広場」の展望台(左)から望んだ景色。新宿副都心方面(右)
[左] スカイツリーがわかりますか? [右] 東京タワー
(※3枚とも、可視化するための処理をしています。この日は曇天だったため、オリジナル画像ではほとんど見えませんでした(^^;)
さらに、北口方面へ下った飯室山北麓にある「生田長者穴横穴墓群」のうちの一基(右)。これら横穴墓の奥行きは、3~6mあるそうです。詳しくは左画像を最大に拡大してお読みください。
下りてきた道がかなりの急坂だったため、折り返して登るのを止め、一旦北口から園外に出て、東口へ回ることにしました(^^;
東口から再入園し、「日本民家園」の正門まで来ました。民家園内に入るには入園料が必要です。
「日本民家園は古民家の野外博物館です。東日本の代表的な民家をはじめ、水車小屋・船頭小屋・高倉・歌舞伎舞台など25件の建物をみることができます。」(HPより) 建物は全国各地から移築されています。
ボランティアの方々が、毎日3~5棟ずつ囲炉裏に火を入れ、床上公開をしています。右は旧佐々木家住宅の屋根。梁が煤で黒くなっているのがわかりますね。
歌舞伎舞台「船越の舞台」(最初のコラージュ画像の最下段左端)の地下にある“奈落”。
旧江向家住宅(最初のコラージュ画像の左列の下から2番目)で公開されている養蚕の様子。蚕は本物です(*^_^*) ここの囲炉裏は、防火と乾燥防止のために吊ってある火棚が特徴的でした(リンク画像をどうぞ!)。
[左] 「民具製作技術保存会」のワラ細工グループによるデモンストレーション
[右] 同じく、竹細工グループによるデモンストレーション
民家園の西門脇にある「伝統工芸館」。藍染め体験ができます。
藍のカメ(リンク画像)が床下に設置されているのは、年間を通じてなるべく温度を一定に保つためだそうです。
山下家住宅近くにある売店で求めた栃の実大福。求肥部分に実(左)が使われています。なんともいえない独特の香りがしました。加工には手間と時間がかかるのだそうですよ。
この日歩いた面積は、緑地内のほんの一部です。「ばら苑」(リンク画像は2018.5.18撮影)は訪れたことがありますが、他の施設は未踏です。うっかり見損ねた民家園の建物(よりによって、国指定重要文化財でした(^^;)もありますし、民家園の各種催し物にも興味があるので(昨日の人形浄瑠璃の公演は観たかったなぁ(^^;)、また足を運びたいと思います。