
今回、
手撮り実画像を貼り付ける。
ある無口なオヤジが、
入り浸りの角打ちで、
「その気やったんか?その木やったんか?」と日々、
過去の不運を、
問い呟きカマし、
最近になって、
いなくなってしまった。
そこで、
飲みダチどもが、
あのオヤジはああだったとか、こうだったとか、
勝手に憶測立てて、
映画「市民ケーン」みたいに、
コトがなんだったかが、
わからなくなってしまった。
そこで、
今回、
様々にアルコール漬けされた噂を拾い上げて、
ブログ書き込みに至る。
オヤジは、
有限会社のドケチな経営者で、
家族よりも、
芸術品や骨董品を大事にした。
そんなオヤジが、
賃貸マンションから、
マイホーム🏠を持とうと決意し、
その為に、
建設会社と打ち合わせした。
外観内観の豪華さは無論のこと、
ナント、
アート色漂う天井画を、
知り合いの画家に要求した。
画材は、
『エデンの園と善悪を知る木』。
費用は惜しまないと言うことやったから、
画家は、
大いに腕を振るった。
豪邸と天井画も完成した。
けど、
家の前にある大木が、
陽を遮るので、
業者に、
伐り倒しを要求した。
業者は、
大木の撤去に乗り出したが、
この木、
伐れない😳
どんな道具をしても、
外に傷を残すだけで、
伐り倒しには至らなかった。
北海道から、
キコリの親分まで読んだが、
ダメやった。
オヤジは、
近いうちに、
薬物使って枯らし撤去を画策した。
ある日、
オヤジたちの家族が、
親戚の一回忌で家を留守にした。
そして、
一回忌が終わったと一喜して帰ったら、
木が倒れて、
新居は壊滅していた。
オヤジは、
勝手に木が倒れるという奇な状況に、
気落ちしてしまう。
それに、
豪華なマイホームとアートな天井画に金を注ぎ込み過ぎて、
住宅保険、家財保険の加入を、
疎かにしていた。
オヤジは、
目に涙を溜めて、
倒れた木に「貴様❗️」と叫んだ。
それ以降、
オヤジの気運が下がり、
会社の倒産から離婚と家族離散の惨事を経験して、
深夜の三時まで飲みまくり、
「その気やったんか?その木やったんか?」と、
あの出来事を振り返ることを、
日常とした。
画像は、
オヤジの新居を壊滅させた大木の切り株。
その気かその木かと問う前に、
必ず、
住宅家財保険には、
加入しよう。