映画一般についてやけど、
この撮り方以外は無いとかいうものは無いと思う。
むしろ、
映画やからこそ、
映画空間フル回転とすべき。
いろんな表現あるから映画。
そういう訳で、
映画の異空間醸し出した「ツィゴイネルワイゼン」を紹介。
ネタバレしないように書くけど、
サラサーテの『ツィゴイネルワイゼン』のレコードに、
サラサーテ当人であろうはずの肉声が入っていたとわめき合う、
大正時代の二人の学者が、
スルーすればエエもんを、
追求したことから、
異空間への迷い込みとなる。
現実であるものと、現実であるはずのものとが交差した時、
現実を感知し得ない迷い込みと化すんやけど、
ムズいこと嫌うケイジロウのため、
こういう非現実の現実化、
と言うより、
あり得ネェー世界をどう捉えるか?
この映画の鍵は、
スルーすべきものをスルーしなかったことから始まるんやから、
観る側も、
異空間迷い込みを共感する姿勢が求められる(でないと、ムズくて気に入らないと駄々こねしたら、入場料やレンタル料がもったいないと思うよ)。
「おじさんのお骨💀をちょうだい」のあのシーンは、
死者が生者の夢見ていたとか、
本能的に感じたリ、
あるいは、
「狐🦊の穴に迷い込んでしまわれたのですね。もう、後戻りはできませんよ」
のシーンは、
錯覚しまくり、
異空間に迷い漂い続ける、
古今の人の認識のあり方だの、
屁理屈デコれして、
楽しむべし!
その時、
この映画は、
自分のものになってんやから!!
大体、ケイジロウ、
お前が大好きな「GANTZ」も、
立派な異空間もんやあらへんやないの⁉︎
要は、
現実の区間と現実やない区間の区別つければエエんやもん。
ズバリ、
楽しめて、感動すれば、
最高なんやから。
映画の世界は、
形而上学だの実存だの、
ホザキづけやないんやから。
ハートにびんびんくれば、
それでエエんやから。
俺的に、
「ツィゴイネルワイゼン」は、
最高にして最強の、
異空間世界のパノラマ体験やったという、
簡単な感動でした。