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これは拾いものも拾いもの!
鉄塔をずっと辿って、
最初の鉄塔まで巡っていく、
少年の話。
鉄塔を見つけては、
栓を一個ずつ埋める主人公。
自身の日常と感情の境界を曖昧に過ごし、
この行為そのものに、
意味を見出そうとしたのか?
夏の終わりと少年期の終わりを意味したようなラスト。
セミの鳴き声とともに、
自然描写ひとすじのこの映画は、
抽象的な幻想で締めくくる。
ハッキシ言って、
ラストはムズい🤔🤔🤔
けど、
忘れることのない、
現実と魔法が交差する少年期の日常と、
降り注ぐ夏の日差しの中で、
帰ることのない子供時代のノスタルジーに、
この映画は誘い込む。