
とにかくこの映画を観たくてたまらなくて苦手な遠出をして新宿まで行ってきました。

これは ミュージカル『コーラスライン』のオーディションのドキュメンタリーフィルムに初演当時の画像や初演の出演者の話を挿入しています。
1974年に演出家のマイケル・ベネットがオーディションに集まってきた人たちとの会話を録音し、構想をふくらませて作り上げていき初演されたミュージカルが『コーラスライン』です。
その再演をするにあたってのオーディション風景なのですが オーディションを受ける俳優さんたちの緊張、興奮、絶望、喜びが淡々と流されていきます。
知らず知らずに自分もオーディションを受ける俳優になっていたり、また、俳優を選ぶ演出家になったりしてしまいました。
ダンスや音楽が好きな私には とても興味深くおもしろい映画でしたが 興味のない人にとってこういうドキュメンタリー映画ってどうなのでしょうか?ひょっとしたら退屈に感じられるのかもしれません。
この映画には日本の女優さんも出演しています。
彼女はオーディションで英語の発音について審査員たちから言われてしまいます。
「tenと言ってごらん。」と言われ 必死に笑顔を作って「ten!ten!」と繰り返すユカさんを一生懸命応援してしまいました。

みんな自分の個性を思いっきり表現して役を取ろうと一生懸命なのですね。
とにかくおもしろくて あっという間に時間が過ぎました。