キュートなバアサンになるために

映画のこと、山のこと、街の風景、家の庭、いろいろを気ままに・・・

『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』

2010-03-01 22:08:29 | 映画


公式ページ

 実は私子どもも頃からギリシャ神話が大好きでした。
ギリシア神話の神様って恋したり嫉妬したり・・・なんだかとっても人間的で親しみ易いところがあったり 信じられないくらい激昂して恐ろしい仕打ちをしたり・・・とにかく興味は尽きません。

 そんな大好きなギリシア神話と現代の少年の物語が融合したお話です。
これはもう興味津々。

 17歳の高校生パーシーは難読症で行動も落ち着きがない落ちこぼれ。唯一水の中にいると心が安らぐ少年だった。
 彼は実はギリシア神話の神、ポセイドンと人間との間に生まれた半神半人「デミゴット」だった。 自分の出生の秘密を知り戸惑う彼は ゼウスから「雷」を盗んだと疑いをかけられ怒りを買う。しかも母をハデスに連れ去られてしまい、母を助けるために デミゴットたちの訓練所の仲間に助けられ冒険へと旅立つ。

 原作ではパーシーは12歳の少年ということでしたが映画では 少年と父の関係、恋心、友情を強く意識したのでしょうか、17歳と設定が変わっています。
 17歳の少年だからこそ、自分を捨てた父への複雑な気持ちがうまく表わされ物語を膨らませています。
 物語の最後の方でポセイドンはパーシーに対して ポセイドンなりの愛情を述べ、君の思うような父親ではいられないが いつも君のそばにいる、と語ります。
 この物語はADHDという障害を持つ息子にせがまれて作者が書いた物語です。
父と息子の愛情がこの物語のベースにはあると思います。それを作者はポセイドンに語らせているように思いました。

 俳優さんもすばらしかったです。
しかし、007のピアース・ブロスナンがなぜケンタウロスに

 監督は『ホームアローン2』や『ハリーポッター』のクリス・コロンバンです。
これはもう大人から子どもまで楽しめる映画です。

 ギリシア神話の神々を現代社会に登場させたのは 冬木るりかさんの漫画『アーリーズ』と同じですね。 でも、漫画と映画、日本とアメリカでこんなにもテイストが違うんですね~
 なんだか また『アーリーズ』が読んでみたくなりました。

 原作は5巻あるそうです。
この映画も5作まで作られないかなあ~
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログペット