「誰かと一緒に生きていくってことは 違いをちょっとずつ認めて、許して、わけ合っていくことじゃない? それがふたりになるってことだよ。 それが家族になるってことだよ。」
これは主人公さおりのお母さんの言葉です。
そして、この言葉が この映画のテーマだと思います。
ひょんなことから知り合った 漢字オタクのアメリカ人トニーと漫画家を夢見ながら生きているイラストレーターのさおりが恋に落ち、同棲し、結婚するまでの過程を描く 同名の本の映画化です。
本屋さんでこの本は何度となく手にとってはいたのですが なんとなく買いそびれていました。 買いそびれ・・・というよりタイトルだけで これは国際結婚をした人の話なんだろうな、と想像がついてしまい まあ、いいか・・・と買わなかったのです。
でも、この話は たまたま日本人と外国人のカップルなので おもしろいエピソードが多いかもしれないけど 新しく家庭を作っていくカップルすべてに普遍のテーマのような気がします。
みんな自分が育った環境以外は「変なの・・・」って思うことってあるのではないでしょうか?
我が家だって ツレアイを外国人というより宇宙人か?この人はっ!!って思ったことだってありました。
それでも一緒に暮らし、だんだん自分たちの生活スタイルを作っていき 新しい家庭ができていくのだと思うのです。
ゴールデンウィークを前におもしろそうな映画が目白押しですが この映画、オススメです。
観ていて そうそう、なんて思ったり、ハラハラしたり・・・でも最後には絶対心がほっこりするはずです。
あ、でも、テレビのCMで「ものすごく泣けました」なんてコメントをしていた人がいたけど それはないかも・・・