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中村勘三郎丈を悼む

2012-12-05 23:33:06 | 雑感

 朝、テレビをつけてびっくりしました。

歌舞伎俳優の中村勘三郎さんの訃報を報じていたのです。

 私が生まれて初めて見た歌舞伎は ツレアイとの結婚10周年の思い出に、と銀座の歌舞伎座に行った時です。
その時の出演者に当時は勘九郎と名乗っていた勘三郎さんがいらっしゃいました。

 今まで見てきた演劇とは全然違った世界で 目を瞠ってしまったのを覚えています。

それから歌舞伎に夢中になってしまい、一時は『都民劇場』の歌舞伎コースに入って2か月に一度は歌舞伎座に通っていました。

 丁度その頃、勘三郎さんの人気がテレビでもブレイクし、ご自分のテレビ番組も持っていらっしゃいました。

テレビも楽しく拝見していましたし 当時出版された本も読みました。
今日の写真がその著書です。
 
 勘三郎さんと私は同世代で 幼稚園くらいの時からテレビに出ていた彼を覚えています。
当時は「勘九郎坊や」と呼ばれていて 天才子役、と言われていたような気がします。

 その彼が成長し、結構やんちゃな青春時代を過ごし、マスコミに取り上げられていたのも覚えています。

そして、大人になり、結婚されても どこか茶目っ気たっぷりな勘三郎さんは常に気になる俳優さんでした。
 心から歌舞伎を愛し、歌舞伎を現代社会で受け入れられるように努力されたのも勘三郎さんでした。

 歌舞伎役者さんとしては これからが深い味わいの出せる年齢だったと思うと本当に残念です。

歌舞伎の海外公演、コクーン歌舞伎、平成中村座、と新しく興味深い活動をされていたこともはっきりと心に残っています。
勘三郎さんのご冥福をお祈りいたします。
コメント (2)
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