京都の華族の子孫で古い洋館に暮らす鹿乃は祖母の残した不思議な着物の入った蔵を管理している。
両親を早く亡くした鹿乃は年の離れた兄、良鷹と良鷹の友人で大学教員の慧と三人で暮らしている。 慧に好意を抱いていた鹿乃は思い切って慧に告白する・・・・前作はここで終わり本作はそれからのふたりの関係、そしていつものように不思議な現象を起こす着物とその謎を解いていく鹿乃の活躍を描いています。
ハラハラしながらふたりの関係をみていたのですが なんとか鹿乃と慧の思いが通じたのでほっとしました。 でも これからまだいろいろなことがふたりに起こると思うし、良鷹の行く末も気になります。
このシリーズ、なにより本の装丁が好きです。
ぱっとみたらとても綺麗な絵なのですが ひとつずつよく見ると 本の内容とつながりがあるのが分かります。
まだ発売されたばかりですが 早くも次巻が楽しみです。