
もうすぐ生を終える老人、彼は看護師に乞われ自分が書いた脚本のストーリーを話し始めた。
昭和30年代映画を愛する青年牧野健司は古い映画館で戦前に作られた一本の映画を見つけた。 その主役の『美雪姫』に憧れ、彼は毎晩その映画を観るために映画館を訪れていた。
ある日映画館に雷が落ち、それと同時にスクリーンの中からモノクロの美雪姫が現れた・・・
健司は美雪姫に色どり溢れる世界を見せていく。 彼女に恋する健司だが決して美雪姫に触れることはできないのだった。
ロマンチックで切ない純愛の映画です。それに主役の綾瀬はるかさんがとにかく美しい

かなり評判の良い映画のようです。
胸がキュンとなるお勧め映画です。
しかし・・・・私、泣けませんでした。
なぜか?
誰が悪いわけではないのです、ただ私がNHKドラマ『精霊の守り人』を観てたのがいけないのです。
主役のバルサが美雪姫と同じ綾瀬はるかさんだからだけではなく バルサと美雪姫の口調がそっくりなのです。用心棒とお姫様、両方とも「おまえ」という言葉を使います。戦うシーンもキレッキレでまるでバルサです。
美雪姫を観てるのに「ああ、バルサさんだ。」と思ってしまいました。『精霊の守り人』を観ていた方はお気をつけください、あれはお姫様であって用心棒ではありません。
まあそこは仕方ないにしてもストーリーは本当に甘くせつない純愛ストーリーです。 まるで『ローマの休日』のようなお姫様のファッションも見どころのひとつです。
冒頭の看護師さんのおしゃべりも重要です。
エンドロールに私の大好きな池田鉄洋さんの名前を見つけてびっくり! え?竹中直人さんまで???いったいどこに出てたんだ? 家に戻ってパンフレットを読んで本当に驚きました。 ほんのちょっとシーンだったのにそんなすごい人たちが出演されていたんですね~
映画を観るまでは ディズニー映画にも似たようなシチュエイションの映画があったなあ、と思っていたのですが まるで別物でした。
バレンタインの時期に丁度よい映画だと思いました。