
以前も取り上げた本も5冊目が出ました。
過去に誘拐されたことのある千景は過去の記憶をすっかりなくしていた。以前はとても仲の良かったらしい画廊の経営者西ノ宮透磨とも何かにつけて衝突してしまう。
しかし いろいろな事件に遭遇し彼女の専門の図像学を生かしながら問題を解決していくうちに彼女は少しずつまわりに心を開き始めた。
おもしろいのは本の表紙の絵です。
毎回千景と透磨が描かれていますが ふたりの間にはかなりの距離があります。 そしてどの本でも決してふたりは目を合わせていません。
ただ5作目は 少しお互いを横目で見ているような気が・・・(笑)
いつの日にか このふたりが目を合わせくっついて並んでくれますように。
それにしても谷さんの作品のヒロインは心に傷を持っていて なかなか心を開いてくれません。 数々の謎と千景の心が早くとけてくれるのが待ち遠しいです。