
ちょっと話が戻ってしまいますが・・・・
法事のあと新幹線に飛び乗って山口へ。
夫婦で湯田温泉に行きました。 湯田温泉といえば・・・・
小学校の修学旅行が 秋芳洞~湯田温泉~関門トンネルでした。
多分家族と離れて友達とお泊りするのは初めてだったんじゃないでしょうか。
当時の湯田温泉は昔ながらの温泉町で小さな旅館がいくつかあったし、ショッキングピンクの看板に大きく『ストリップ』と書かれていて みんなで「何?」と訊ねたり、男の子がやたらにニヤニヤしたり・・・ まあ子どもたちが泊まるのはどうなんだ?という町でした。
当然ですが 今では立派な旅館が立ち並び 猥雑な町ではなくなっていました。
何よりうれしかったのは 私の大好きな詩人『中原中也』の記念館ができていたことでした。
高校生の時 誰が好きって中原中也くらい好きな人はいませんでした。 その後大学に入って中也に加え古今亭志ん生に夢中になったのですが・・・

若かったんですねえ、中也も志ん生師匠も作品は素晴らしいけど 好きになったらあかんタイプですねえ~

だけど中也の詩は今でも好きです。 観客が鰯のサーカス小屋があったり、海には人魚がいなかったり、トタンがセンベイを食べたり、不思議なダダイズムの世界、魅力を感じます。
今回 山口県内を少し回ってきましたが 私が一番興奮したのは中原中也記念館だったと思います。
そんなわけで自分へのおみやげはこちら。

中也の詩の生まれた場所について書かれた冊子とハンドタオルと中也の写真の絵葉書。冊子はもっといろんな種類も欲しかったのですが。 でも満足です。