広島フォーク村から東京に進出していった吉田拓郎さんの初期(もしかしたらこれがデビュー)アルバムです。
彼がまだ『吉田拓郎』ではなく『よしだたくろう』だった頃の作品です。
たくろうさんの初期の代表作『青春の詩』『イメージの詩』、最近CMかなんかで聴いた『今日までそして明日から』が入っています。
私的には『兄ちゃんが赤くなった』という弟目線で歌われた曲がとても好きです。
今の拓郎さんに比べると声が高音のように思います。
今『青春の詩』の詩を聞くと70年代の若者の様子が歌われています。
現代に比べ若者がアグレッシブだった感じがします。
こんなアグレッシブな若者たちがすでに70代になっていると思うと不思議な感じがします。
ところでこのレコードが欲しくなっていつも行っていたヤマハレコードに行ったら売ってなくて『河合楽器店』に買いに行ったことをよく覚えています。
なぜって?
このレコード屋さんと拓郎さんはお付き合いがあったみたいで私が「拓郎さんのレコードありますか?」と尋ねたら「ああ、たくちゃんのレコードね。」と店員さんがおっしゃったのです。
ひゃあ、有名人がものすごく身近になっちゃったよ、って思ったものでした。
(ちなみに年齢が離れているので実際に一緒にはなっていないのですが 拓郎さんは私の小学校の先輩らしいです。)