
九州地方では豪雨の被害が報じられているこの時期に 富士山のすそ野なんて歩けるのか? キャンセルした方がよいのでは?とずっと悩んでいました。
お天気が悪くなるのは分かっていたし無理をして怪我でもしたら困るし・・・と思ったのですが「今キャンセルするとキャンセル料がかかるじゃない?旅行会社の方から危険だと判断したらキャンセルの連絡が来るんだからそっちを待とう。」とケチなことを考えてとうとう当日を迎えてしまいました
なので最初からレインウエア装備は覚悟。ザックの中身もすべてポリ袋で包み濡れても大丈夫なよう万全の対策を講じて参加しました。

まずは前回のゴールの田貫湖で軽いストレッチ。 前回も決して良いお天気ではなかったのですが今回はかなり大変なことに。

遊歩道が水浸し。これは危険と先生が判断し、車道を進みました。
でも今回は以前のような車の多い国道を歩くということはなく 舗装された道を歩くだけだったので気持ちは良かったです。

少し歩くと『小田貫湿原』に到着。
ここは富士山で唯一の湿原だそうです。

これも前回同様古富士の地層なので溶岩ではなく黒土に覆われているからこその湿原なのです。

みんなで湿原を歩きながら植物観察をしました。
湿原を過ぎると 先生が「今日のアトラクションです!」とおっしゃった場所に到着。

川の中の踏み石を渡って対岸に行くというのです。 普段なら全く怖い場所ではなく たとえ踏み石を踏み外してもたいしたことはない川の水の浅い場所なのですが なにしろ大雨です。
結構な流れの川になっていて かなりドキドキしながら川を渡りました。
そして遠照寺に到着。
こちらではこんな珍しい石があります。

真ん中に穴の開いている石。
こちらは源頼朝が巻狩りを行なった時に陣を張ったこのお寺で夜になると太鼓をたたく大きな音が聞こえてきた。朝になり滝壺を探すと滝の水がこの石に当たり太鼓のような音をたてていた、という言い伝えがあるそうです。
その滝がこちら。

陣馬の滝。 普段だと滝の近くに行くこともできるそうですが 今日は危険、ということでちょっと離れた所からの見学になりました。
こちらから少し歩き猪之頭湧水群に進みました。こちらではこの湧水を使い山葵畑を作ったり鱒の研究所、養鱒場がありました。
そしてお楽しみのお昼は バスで少し移動し『もちや』さんというドライブインで餅鍋などをいただきました。

『もちや』という名前だけあり餅をふんだんに使ったご馳走でした。
鍋の中にもお餅が・・・

デザートも地元で採れたヨモギをたっぷり使ったよもぎ大福でした。
午後になると雨も上がり 奇跡的に富士山の姿を見ることができました

それが一番最初の写真、笠雲をかぶった富士山です。
午後は東海自然歩道を進みました。

そして再び先生から「ふたつめのアトラクションです。」と言われたのがこちら。

麓のつり橋です。
一度に全員は危ないから、と数人ずつ渡りました。

結構長く、そこそこ揺れ、ちょっぴり怖かったです。
このつり橋を渡って少し進み『ふもとっぱら』というキャンプ場まで来て本日の行程は終了でした。
たしかにお天気の良い日に富士山を見ながら歩くにはとても気持ちが良いしテンションも上がります。でも、自然の大きな力を感じながら雨の中を歩くのもまた別の楽しみがあります。