毎週土曜の朝、陽昇りきらないうちに、実家の裏山に生い茂った竹薮を刈り開こうとしている。
作業に慣れないので、はかどらないが、三週目にして「空がすいてきた」ら、明るくなった竹薮の中にくっきり「通り道」が見えてきた。
いったい何年前まで人が行き来していたのか見当がたたないが、軽く30年は往来がなかった筈なのに、まるで踏みしめたように道筋が明らかになり、大小の竹がところどころに突き出ている。
2月中の土曜日を使って、残りの竹を倒して、人が通れるようにする。
だいぶ前に新聞で書道展を紹介する写真で、
「道在福至」という書を見たように思う。
誰の言葉なのかしら。