昨日は三つの小さな袋を手にして考えこんだ。
一つは『出前一丁』に入っているごま油である。
いつも思うことだが、ごま油の量をもうちょっと増やしてほしい。
コレがあるから他のインスタントラーメンを選ばず
出前一丁一筋でいるのだ。
最近は
袋入りのすりごまを別に買って、これをドバドバ継ぎ足している。
さしずめ特製『スーパー出前一丁』である。
皆さんもお試しあれ。
二つ目の小さな袋は
猫のドライフードに入っている乾燥剤だ。
1・2kg680円の猫用ドライフードを開くと
150グラムの小袋が8パック出てくる。
私はつい
小袋を一つ、ザザッと平皿に開けて
食卓テーブルの下の我が家特設の
『地域猫用こども食堂』(?)
に無造作に置く。
が、
ときどき
テーブルの下をのぞき込んで
その器に盛られたフードに
乾燥剤の小さな袋が混じっているのを発見したりする。
「いかん。いかん。子猫が間違って口にしたりしたらえらいこっちゃ」
あの~。
小分けした150グラムのフードの中に
乾燥剤の袋を入れなければならんのだろうか。
そりゃ私も乾燥剤があることをうっかりしてたことはミスではあるが
ついスピーディにゴハンの用意をしようとして
乾燥剤を取り除くことを忘れてしまうのは
誰しもありがちな話だと思う。
三つ目の袋は
縁の下にぶら下がっていた小さな袋で
地蜘蛛(ジグモ)ちゃんである。
昨日、久しぶりに家の周りと庭を手入れしてるとき
縁の下で発見したのだった。
「わぁ。懐かしい」
ジグモちゃんと言ったのは
少年時代
北小岩の自警会住宅という
ボロ木造社宅に住んでいた時
縁の下で
ウルトラセブンに登場したノンマルトのごとく一つの世界を形成していて
それら地蜘蛛たちと、よく戯れていたからだ。
手のひらにのせると手の甲から
腕を上り、肩に回る。
私のカラダを縦横無尽に歩き回る。
かわいい。
手乗り文鳥ならぬ
手乗り蜘蛛である。
こんなにかわいいのに
なぜ
焼津の半次は嫌うんだろう。※
※時代劇『月影兵庫』『花山大吉』の登場人物
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