はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

がっかりニュース

2025-03-06 03:18:42 | 世の中

蒲田警察署巡査部長が

死亡した男性宅から現金3000万円を盗んだことを認めた。

 

情けない。

 

蒲田警察署巡査部長といったら

私の父親の後輩ですよ。

 

ところで

昔、てんぷくトリオの三波伸介が

刑事ドラマでデカ長(巡査部長)役刑事を演じる時に

父が役作りのアドバイスを与えていたこともあったらしい。

あとさあ。

大物俳優の勝新太郎が

違法なクスリをパンツに隠していた騒ぎで逮捕されて

蒲田署で取り調べを受けたんだけど

その事件は父親が定年で勤務を終えた直後だったの。

あと一か月早く逮捕されていたら

私の父親が勝新太郎を直接取り調べられたっていうわけよ。

惜しいじゃないですか。

友達にも自慢話になりますよ。

「ウチのおやじは、あの座頭市および

『警視K』俳優を取り調べたんだぜ」って。

そんな父は定年後、第二の就職先に

ビデオ倫理委員会に誘われたんだけど

「1日中、アダルトビデオを観ているだけの仕事はごめんだ」と断り

大手旅行会社の『K日本ツーリスト』に勤めた。

一日中窓際で新聞を読んでるんだって。

で、何週間に一度ぐらいの頻度で

窓口に、いちゃもんをつけに来る怖いお兄さんが来る。

「この前のツアー、サービスがひどいじゃないか。ツアーガイドが失礼だったぞ。謝罪しろ。誠意を見せろ」とか。

するとそこへ

二階から

おっとりがたなでウチのおやじが出てくる。

「よう〇〇。久しぶりだな。どした?」

するとその怖いお兄さんが

「あ、旦那、こちらにいらしたんですか。な~んだ」

とすぐに踵を返して帰る。

とまあ

そういうやりとりがお主な仕事でしたね。

あと

4月の新人社員の研修期間の講師役ぐらい。

そんなんでけっこうガッポリもらっていた。

なんせバブルの時代だから。

 

 

 


名人戦挑戦者決定戦

2025-03-05 01:05:04 | 将棋

「なんであそこで佐藤天彦九段は馬を逃げるのかねぇ」

「永瀬九段が7八金と打った時だろ」

「プロ棋士って馬を大切にしすぎるんじゃないか」

「つーか。最終盤で大駒を逃げるなんて

もってのほか。佐藤九段はなんであーいうとこで踏み込まないの。

昨年の山崎八段との挑戦者決定戦でも決めるべきところで決めないで

優勢な局面を同じような感じで逆転されたよね」

「大優勢になって勝ちを意識すると『なにもここで踏み込まなくても

ゆっくりジワジワやってゆけばいい』みたいな守りの気持ちになって

柔道の試合に例えれば

ポイントをたくさん稼いだから

ぶなんに判定で勝とうと

腕を突っ張らかって腰を引いて守りに徹する感じ。

ところがそれが

落とし穴なんだよなあ。

勝負の神様からそっぽを向かれちゃう。

いったんそういうモードの沼に入ったから

もう手が伸びなくなっていって

せっかくのリードの貯金がなくなっていって

結局、逆転されてしまう」

「アマチュア四段の私の第一感は

アソコは、5七歩成りでした」

「とにかくあの場面、追及の手を

攻めの流れを止めちゃだめでしょ。

いかなくちゃ。いかなくちゃ」

「人生でもそういえるでしょうか」

「まさにそのとおりです。人生でも、行くべき時に行かなくちゃ

運が潮を引いたように後退します」

「なんだか説得力がありますね」

 

 

 

 

 

 


つらつらと

2025-03-04 01:01:46 | ラジオ

寒い。

なんでこんなに寒くなるのォ。

きょう、スーパーへ行って300円券をせしめようと思ったのに

断念せざろうえなかった。

割引券を集めたのはいいが

その引き換えに

体を壊してはバカバカしいからねえ。

 

寒くて

『ラジオ深夜便』に出演していた尾木直樹氏も

鼻をすすっていた。

で、尾木氏が

ラジオ番組をテーマにしゃべっているのを聴いているうちに

ふと

「そらまめさんは、どうしたんだっけ」

と思いついた。

ニッポン放送の深夜に

人気パーソナリティだった女性だ。

ただ、お便りを読んでリクエスト曲をかける

その繰り返しだけ。

パーソナリティ一人だけの

オーソドックスなラジオ番組である。

今の番組は

アシスタントが日替わりで出たり

いろんなコーナーがあったり

ラジオショッピングの時間があったり

ロケ先とのやり取りや

つまらないゲストが出たり

とにかくゴチャゴチャ盛り込み過ぎる。

ラジオ局の偉い人に要望したいが

「リスナーの興味・関心をむかせてやるぞ」

というガツガツしたところが全くなく

良い意味で脱力した

『ながらリスナー族』にはもってこいのDJであるところの

そらまめさんの

『ミュージックスカイホリデー』

のようなシンプルな番組をもっと増やしてほしい。

 

ラジオドラマで印象深いのは

NHK第一で放送した『漂流』(吉村昭原作)

年末だったと記憶しているけど

NHKラジオは年末に

その年の放送で好評だった講演会やドラマを

特集していて

これが病院のベッドでイヤホーンで聴いている身にとって

どれだけ楽しみだったかしれない。

レンタルのテレビは値段が高くて

注文する気になれなかった。

その『漂流』はたしか

ジョン万次郎が鳥島にいた時を題材に書いた小説だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


まさにスペクタクル

2025-03-03 01:45:02 | 将棋

きのうのNH杯将棋選手権、観ました?

藤井七冠

最後の逆転劇。

観る将の人でも

駒の動かし方さえ知っていれば

対局直後の増田八段の茫然自失な表情が物語る

あの終盤の奇跡には魅了されたでしょう。

まるで旭道山のうっちゃりのような

印象深い戦いでしたねぇ。


ねこミュニケ―シ

2025-03-02 01:26:30 | 

1週間前だった。

かあちゃん猫は

普段は鋭い目つきなのに

その日は心なしか柔和な表情で

夕方

しずしずと近寄っきて

コチラを見上げた。

「どした?」

ホレホレと右手で彼女の背中を撫で

さらに軽く掴むと

カラダの厚みがなくなってきているような気がした。

そのとき

顔が真っ黒の子猫がかあちゃん猫に

抱きつこうとしたら

「シャー」といって威嚇した。

「今は大人が大事な話をしてる最中なんだから

子どもはあっちへ行ってなさい。もう!」

てな感じか。

かあちゃん猫との数秒間のアイコンタクトで

ゴハンを要求してるのかと思って

スマックの上にちゅーる、その他をのせた御馳走を用意したが

いつのまにか

かあちゃん猫は姿を消してしまった。

以来一度も顔を見せていない。

あの恐縮した顔は

「ウチの子をなにとぞよろしくお願いします」

ということだったんだな。

 

顔が真っ黒、それにハチ割れの

二匹の白黒子猫は

今も

二階の廊下で

無邪気にかけっこをしている。