若くてバリバリ仕事をしてる
30代の女性ディレクターなんぞは
自分が入院するなんて考えもしないことかもしれないが
人生なんてわからないからね。
人が
パリピをやったり海外旅行などで
人生を謳歌して
高級ワインなどを飲んでいた頃
私は病院で
鼻をつまみながら
バリウムを飲んでいた。
したがって
前者がインスタやブログで
話題にしたような知識には疎いが
逆に
入院の経験や知識は豊富にあるので
それを生かすべく
どうしても
しんきくさい病気や入院の話が多くなってしまうことを
お許しいただきたい。
さて。
緊急で、担ぎ込まれての入院なら
どうしようもないが
あと数年後に入院するかもしれないが
いまはまだ
しばらく病院選びをできる立場だとしたら
自分にとって良い病院を厳しい目で選択すべきである。
病棟に行ってトイレをチェック。
私がいただけないなと思った病院の一つ。
まずトイレは最も重要なチェックポイントである。
私がいただけないと思った病院のひとつ、
まず病棟内のトイレの数自体が少ない。
老朽化している。
部個室内は、点滴スタンドといっしょに入ったら
とても窮屈で、下半身の服・下着を脱いで
コトを済ませ、また身なりを整えるのにとても難儀だ。
そして個室のトイレの
便器の中に
水が8分目まで満たされてる。
うんこをするとポッチャンと
100パーセントの確率で
はね返りの水がすぐ尻に当たってしまう。
なにせ便座に腰かけると
水の表面と自分の尻の間の距離が5センチほどしかないのだ。
なぜそんなに水を満たしているかというと
うんこが便器の内側の湾曲した側面にこびりつくからである。
便器の中で水で一杯とならば、
うんこは水の中に浮遊するだけで
側面にこびりつきようがない。
でもこれって
洗う側の立場でしかものを考えてないと思いませんか。
ウンをするたびに
下に落ちたときのしぶきが尻にかかるなんて。
気色悪い。
これはたぶんお掃除係りの人件費を削ってるせいだ。
予算をもらう組織には
「50人の掃除人を雇ってます」と申告している。
が、実際は45人。
便器にこびりつくウンコを洗い落すのは時間と手間がかかる
この手間をなくせば、他の作業にまわせて
雇う掃除人を少しでも少なくできると考えたのだろう。
でも
そういうセコイやりくりをして
予算を削っている病院って
入院患者の立場から言わせれば
すすんで入院したいとは思わない。
私だけかもしれないが
屋上に上がることができる病院がいい。
遠くの景色を眺めながら
前述の
首から上がぐるぐる包帯女子と
人生や
宇宙や
前世・来世について
幸福について
など
うだうだ禅問答のような
とりとめのない話をしたのが
今ではとても懐かしい。
なにか
太陽にほえろのラストシーンで
石原裕次郎演ずる藤堂係長と
露口茂の山村刑事が
警察署の屋上で
洒脱な会話をしたのをおぼえてる。
自分もその一員になった錯覚に酔いしれることができた。
そのためには屋上が必要だ。
屋上に吹く風に頬をなでられるだけでも
下界の人々の姿を眺めるだけでも
気分転換になる。
ぜひ
トイレと屋上をチェックして
病院選びをしてほしいものだ。
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