こんばんは。今日は、夕方、「金井畳店大祭り」仕事のお礼に、お寺様にご挨拶に伺いました。
「ご苦労様」のお言葉を頂きまして、少し、肩が軽くなりましたが、これからも季節の移り変わり
と共に、こまめに対応し、見つめていきたいと思います。
そんな本日は、「金井畳店大祭り」でお仕事をさせて頂きました、あるお部屋に使った
畳縁のお話をさせて頂きたいと思います。
「どんな柄が良いかしら?」お客様にとって縁選びは楽しみでもあり迷うところでもあります。
そんな時、お客様にお伝えしたいのが、畳の持ち味の一つに「触感」や「風合い」があります。
触ったり、目で視た時に、「肌触りがよい」とか「暖かみを感じる」とか「安らぎを感じる」等、
いわゆる質感が良いということが畳が持つ特性であり、好まれる理由の一つかと考えます。
これは畳が自然素材がゆえに得ることができる特徴の一つです。
今現在、お客様のライフスタイルも多様化し、色々な好みに応じて、
畳縁をご紹介し、ご提供させて頂くのが、一つですが
ご使用先の品位や趣きに合わせて絹、麻、綿、化繊、など色々なお素材を
ご紹介させて頂いてます。そんな中、今回のお仕事で使用させて頂いた畳縁です
「本高宮縁 本麻一疋(ひき) 畳縁」
滋賀県の高宮で作られた麻縁です。繊維が細く最高級の上布を藍で染めた縁を紺高(紺の高宮縁の略です)と言い、一疋(ひき)の高宮縁は○○万円以上します。一疋から何畳分、畳縁としてとれるか?それには特殊な技法を用い、畳縁に自ら、成型します。
そのお部屋はお茶室なのですが、お茶室に名前が付いているほど、品位に満ち溢れた
お部屋でした。
(クリックで詳細画像です)
麻糸の、不揃いな太さが、何ともいえぬ、光沢感を生み出します。
この一匹で、何畳の畳の縁に成型出来るか?高価なお素材にて、特殊な工法を用います。
(クリックで詳細画像です)
素晴らしいお部屋でした。畳が用いる魅力に、さらなる風合いを加える事が出来る
本高宮畳縁。その魅力に酔いしれました。この様なお仕事に携われることに、ただただ感謝し
いつか又、触れ合える日を、心より、望んでいます。
P.S
(クリックで詳細画像です)
こちらの畳縁?も違うお部屋で使用させて頂きました。素材はやはり「麻」です。
着物の反物のような素材ですが、これも畳縁に成型します。
「麻」魅力的な素材です。未知なる可能性が詰まっていると、感じています。