未来への絆 【江戸っ子畳職人物語】

この物語は畳の仕事や日々の暮らしを通し
      家族の愛と信頼を
  余すところ無くブログ化したものでる。

ドンドン。ドンドン。ドンドン。

2008年11月14日 17時55分22秒 | 今日のお仕事

  

効果音付きのタイトルにてお許し下さい。ヘルメットをかぶりながらの作業も無事、本日

終わる事が出来ました。とある会社様の社宅改修工事にて表替えの仕事でした。

数回に分け、畳を搬出して、また数回に分けての搬入になりました。

工期が若干ある為、先に搬入した畳たちは、用心に用心を重ね、養生をしておきます。

全ての部屋の畳を、本日、収めさせて頂きました。そんな中思い出した一コマ・・・。

修行時代、大きなマンションに畳を搬入する機会があり、そんな中、私は一生懸命

畳を、お部屋の中に運び入れていました。その頃は、ひたすら運び役で、とにかく走って

畳を運んでいました。上の方から「ドンドン、ドンドン」と音が聞こえてきます。

先輩達が、畳を敷き詰めている音です。最初は小さな音ですが、次第に音が大きくなっていく

近づいて来ているのを感じ、さらに走りますが、ドンドンの音がドンドン近づいてくる・・・。

あの恐怖感。忘れません。本日も三代目と二人の作業でしたが、物音が聞こえると

自然に反応してしまう自分でした。