たっちゃんのレンズ沼

個人的趣味の独り言を書いて行きます。
主にデジタルカメラとオールドレンズについてですが、他にも書きますよ。

【第606沼】SIGMA UC ZOOM 28-70mm F3.5-4.5ってライカにOEM供給されたことあんの?

2017-01-03 20:36:58 | SIGMA

このレンズはキタムラのジャンクコーナーで買ったものです。SIGMAのレンズでしかもミノルタAマウントだったんで糞みそです。しかもこのころのSIGMAのレンズは黒いゴム上の表面でベトベトになってるのが多かったですからね。

SIGMA UC ZOOM 28-70mm F3.5-4.5
レンズタイプ  回転ZOOM 開放F値 F3.5-4.5
フォーカス  MF 画角(35mm換算)  
レンズ構成 *群*枚 対応マウント SONY A
絞り羽枚数 6枚 フィルター径 52mm
焦点距離 28-70mm 最大径×長さ 69x68mm実測
最短撮影距離 0.5m 重量 302g実測
最大撮影倍率   発売  

でもこの個体はべとべとしてなかったし、見たこと無いレンズだったんで買ったんでしょうね。

分解してないから、光学系も綺麗だったんでしょうね。マウント部分は樹脂で安っぽいです。SIGMAのレンズで良くあるマクロ切替とかはなくて極々普通なズームレンズです。

コーティングの色は割りと好きな色です。

NEX-C3にAFアダプターLA-EA2を使ってつけて撮影してみたら・・・

NEX-C3+LA-EA2 絞りF4.5 1/125秒 70mm ISO-800  室内撮影、いいじゃん。意外にいいんですよこれが。まあ、70mmの時は開放でもf4.5だから、ボケも大したことないし、解像度もたいしたことないんだけど、インパクトある絵になりますね。

NEX-C3+LA-EA2 絞りF4.5 1/125秒 70mm ISO-1000  なんだかSIGMAのレンズにしちゃいいじゃんと思ってたら、ネットにライカR用レンズ、バリオ・エルマーの28-70mmF3.5-4.5がこのレンズOEM供給品だという嘘っぽい話が書いてあった。ライカがOEMで採用するくらいだから、いい感じに写ってるって感じちゃったのも間違ってなかったかも。というわけで、屋外の日光の下でも撮ってみました。

今度は、KONICA MINOLTA αSweet DIGITALにつけて撮影しました。このカメラがまたα7とともにKONICA MINOLTA最初で最後のデジタル一眼レフカメラになってしまった不遇な名機だと思うんだよね。古くなってきたせいか最近はしばらくシャッター押してない状態から1回目のシャッターはシャッターが切れなくて黒い画像になってエラーになる。で電源を入れなおすと直ってシャッターが切れるようになって使えるって言うめんどくさいカメラなんですが、撮れる絵はすきな感じなんですよ。

 

ALPHA SWEET DIGITAL 絞りF3.5 1/2500秒 28mm ISO-100  無限は大丈夫みたいだけど、屋外の景色じゃインパクトないなあ。ちゃんと写ってはいるけど。

 

ALPHA SWEET DIGITAL 絞りF4.5 1/640秒 70mm ISO-100  でもピント合ってる部分はシャープだし、使えるよね。

ALPHA SWEET DIGITAL 絞りF4.5 1/1600秒 70mm ISO-100  で近めな物撮りしたら、いいじゃんやっぱりって感じで700円でジャンクコーナーに転がってたレンズにしては力のある絵になりマース。DOCATIもかっこよく撮れるんだよね。遠くを撮るより2m~3mくらいの距離の撮影に向いてるんじゃないかな。

 


【第605沼】smc PENTAX-A 50mm F2.0は台湾製?

2017-01-01 22:22:53 | PENTAX

今回のレンズもオークションで購入したものです。Aレンズは非常に稀にしか見かけないのでちょっと無理して落札ぽちっとです。レンズ構成や大きさは略同一なのでTAKUMARの頃の55mm F2.0のように上位のレンズと絞り羽部分の開放内径だけ小さくして無理やり設定したものかと思いましたが、重さが全然軽いので中身を樹脂化したかなんかしてるんじゃないでしょうか。

smc PENTAX-A 50mm F2.0
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F2.0
フォーカス  MF 対応マウント PK
レンズ構成 5群6枚 フィルター径 49mm
絞り羽枚数 6枚 最大径×長さ 63x31mm実測
焦点距離 50mm 重量 141g実測
最短撮影距離 0.45m 発売 1980年頃

光学系も操作系も全然言うこと無しだったんで分解してないから実際のところは分かりませんが


Aレンズはぽちっと一個だけの電子接点が付いてます。でもこれでAFが効かないだけで他はすべて現代のレンズと同じように使えます。絞りのデータも残りますよ。マウント部分も非常に綺麗です。

最短撮影距離はsmc PENTAX-A 50mm F1.7と同じ0.45mですし、絞り羽は6枚の数も形状も同じです。ただ、smc PENTAX-A 50mm F2.0すべての個体がそうだとは限りませんが、少なくともこの個体は台湾製です。この辺もコストダンン仕様の廉価版レンズってところなんでしょうか。

PENTAX *ist Dに付けるとこんな感じです。Aレンズなので絞りをA位置にしておけば、この*ist Dでも最新のK-3でもAF以外の機能はすべて使えます。でもこのsmc PENTAX-A 50mm F2.0はデジタル一眼レフに付けるとパンケーキレンズみたいに見えます。カメラにつけた印象もそりゃF1.7と変わらないですよね。この薄いレンズは、小さな *ist Dにほんとにしっくり合っててかっこいいですよね。まだK-1は購入してないたっちゃんですが、K-3まで実際使ったカメラの中で一番の凝縮感と高級感を共に持っているのはこの*ist Dです。今となってはわずか600万画素のPENTAX初代デジタル一眼レフカメラですが、初代にして究極だったと、たっちゃんに思わせるカメラです。

PENTAX *ist D 絞り開放f2.0 1/125秒 ISO-400 絞り優先オート 2017年元旦の御前崎からの初日の出直前の水平線です。今回 *ist Dを相棒に選んだのは温かみのある色を出す CCDを使っていることと朝焼けの空の階調を再現するには600万画素の画素数の少なさが良い結果に繋がるんじゃないかってことが理由ですが、久しぶりに *ist Dを持ち出したかったってのもあるかな。

PENTAX *ist D 絞り開放f2.0 1/80秒 ISO-400 絞り優先オート 朝日に向かうカメラに「凛として立つ」って言葉が浮かんじゃいました。微妙に朝焼けの空の色が変化しているのがわかります。

PENTAX *ist D 絞りf5.0 1/2500秒 ISO-200 絞り優先オート 波に光る朝日も取り込みたかったのでF5まで絞っての撮影です。残念なのはモニター側に明るい太陽の周りの色の変化を再現するだけの能力が無いってことです。

PENTAX *ist D 絞りf5.0 1/250秒 ISO-200 絞り優先オート 適当に撮ったんですが、もっと開放付近にして背景をぼかした方が良かったですね。てか、今考えると朝日をタンクに写し込んで撮ればよかったぁ。

PENTAX *ist D 絞りf10 1/200秒 ISO-200 絞り優先オート 初日の出見た帰りにえらく富士山とその周りの山がいい感じだったんで手振れしない程度に絞って撮ってみました。レンズはそこそこですが、やっぱ*ist Dで写真撮ること自体が楽しいな。

 


【第604沼】Industar-61 52mm F2.8 中期型 旧ソ連製レンズが好きになってきたかも

2016-12-30 23:02:49 | その他ブランド

オークションで落札したレンズです。星型のボケはIndustar-61ということで落札したんですが・・・なんだかまた違いますよね。妙なマークとN-61としか書いてないレンズなんで出品者のレンズ呼称のみでそれを信じるしかないんですが、商品説明にはindustar-61 L/D F2.8/52mmと書いてありました。ですけど、ネットで調べた限りでは同じIndustar-61でも全体が黒いのがindustar-61 L/Dで黒銀のものは、industar-61の中期型らしいです。化粧リングのN-61と書いてあるように見えるのはИ-61で前に紹介したIndustar-50  50mm F3.5の化粧リングのキリル文字の最初の文字と同じなので Industar-61を略して書いてあるってことです。このレンズはもともとFED-4という旧ソ連製カメラの標準レンズとして付いていたものらしいです。

Industar-61 52mm F2.8 中期型
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F2.8-16
フォーカス  MF 画角(35mm換算)  
レンズ構成 3群4枚(テッサータイプ) 対応マウント L39
絞り羽枚数 10枚 フィルター径 34mm
焦点距離 52mm 最大径×長さ 54x 37mm実測
最短撮影距離 1m 重量 126g実測
最大撮影倍率   発売 1967年ころ?

なんだか、かっこいいし、旧ソ連製レンズが気に入ってきた感じです。

残念ながら光学系は綺麗で分解の必要はありませんでした。10枚の絞り羽は素材色のままですね。レンズに写る光の色からコーティングが施されているみたいです。資料によると一部のレンズに酸化ランタン(Lanthaum)を含む屈折率の高いガラスを使っているとのことで、このレンズが造られたころの流行みたいです。SUPER TAKUMARの酸化トリウムみたいなもんですね。

オークションのおまけで付いてきたL39マウントアダプターでNEX-5に取り付けます。黒い部分と銀色の部分があって全部黒のレンズよりかっこいいかも。化粧リングと同じマークのついたレンズキャップもついてきました。写真でも分かるようにフォーカスリングが一番手前にあってアダプターの外径より小さいので操作がやり難いです。でも描写はなかなか良かったですよ。

NEX-5 絞り開放F2.8 1/4000秒 ISO-200 ピントは手前のGSX750Sに合わせてます。

NEX-5 絞り開放F2.8 1/4000秒 ISO-200 この画像のピントは背景の遠景富士山に合わせています。ちなみに無限はわずかにオーバー気味に出ています。

NEX-5 絞りF16 1/160秒 ISO-200 かなり絞ってGSX750Sに合わせたんだと思います。最近バイク沼がレンズ沼を侵食してきてます(笑)

NEX-5 絞りF16 1/160秒 ISO-200 富士山に合わせてんだけどどうですかね。海があって富士山が見える景色は好きです。

 


【第603沼】smc PENTAX-F 80-200mm F4.7-5.6 うーん駄作?

2016-12-29 22:21:35 | PENTAX

何処で入手したものか不明ですが前玉にかなり激しくカビがあります。

smc PENTAX-F 80-200mm F4.7-5.6
レンズタイプ  回転式ズーム 開放F値 F4.7-5.6
フォーカス  AF/MF 画角(35mm換算)  
レンズ構成 7群11枚 対応マウント Kマウント
絞り羽枚数 8枚 フィルター径 49mm
焦点距離 80-200mm 最大径×長さ 65x99.5 mm
最短撮影距離 1.1m 重量 295 g
最大撮影倍率   発売  

AFレンズは分解し難いので、嫌なんですが分解してみます。

前玉のカバーは樹脂製で嵌ってるだけだと思うので細いマイナスドライバーを小さな溝に入れてこじて外します。

前玉は露出しましたが、外し方が分からないのでフォーカスリングのゴムを外します。

回転規制らしき金属板が見えたのではずしてみましたが・・・

効果なく。元に戻ってカニ目レンチで前玉の周りのリングを回したらなんとか外れました。

タコ棒で引いたら前玉が外れたので、裏側のカビをカビキラーで撃退し前玉は組み戻します。つづいて後玉の置くにも曇りがあったので後玉分解の手始めに黒い樹脂カバーを、マウント側面の小ネジ3本を外して取り外します。

後玉群は樹脂の塊になってますがその根元、奥の方で3本のネジでフランジを押さえられて固定されています。このネジは外さずに緩めるだけです。フランジの外周3箇所に欠きがあるので緩んで回せるようになった後玉群を指で回して欠きを緩めたネジの部分に持ってくれば後玉群が外せます。後玉群の奥の拭けるレンズ面の曇りだったのでこのまま拭いて綺麗になりました。

組み戻して出来上がりなので、試写してみます。

PENTAX K100D Super F/5.6 1/60秒 ISO-800 焦点距離200mm ピントが甘いのか、解像度が低いのか、台湾製のこのレンズは褒められた性能じゃないですね。

SONY α7Ⅱ F/4.7 1/60秒 ISO-200 焦点距離200mm フルサイズではこんな感じですが、ソフトフォーカスのレンズみたいな感じです。レンズの曇りが取れてなかったんでしょうか。この感じじゃ屋外で風景を撮っても、そこそこ以上には写らないんじゃないかな。

 


【第602沼】Carenar 55mm F1.8 謎のカレナー標準レンズ、ペトリ製?

2016-12-28 21:52:10 | その他ブランド

 

carenarです。以前紹介したcarenar 135mm F2.8とCarenar  28mm F2.8はそこそこのレンズだったし、外観は非常に重厚で品質感が高かったので標準レンズがオークションに出品されていたので落札してみたんですが・・・・届いた現品は前のレンズとはずいぶん雰囲気の違う悪く言えば軽薄な色使いの安っぽい感じのレンズでした。でも韓国製ではなく一応made in japanと書いてあります。

Carenar 55mm F1.8
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F1.8-16
フォーカス  MF たっちゃん評価 ☆☆☆
レンズ構成 4群6枚 対応マウント M42マウント
絞り羽枚数 6枚 フィルター径 52mm
焦点距離 55mm 最大径×長さ 60.5X38実測
最短撮影距離 0.6 m 重量 188g実測
最大撮影倍率      

OEMですから発注元の意図によるのかも知りませんが、前のcarenar 135mm F2.8とCarenar  28mm F2.8とは違う製造元のような気がします。ペトリが製造していたのではとの推察も紹介されていたりしますが、描写はどうなんでしょう?

 

前のレンズと同様マウントはM42マウントです。前から覗いても後から除いても光学系には問題なさそうです。ただコーティングの類は施されていないようです。最短撮影距離は0.6mですね。

NEX-5につけるとこんな感じです。うーん・・・特に感慨はないなあ。レンズキャップも付いてました。

NEX-5 絞り開け気味 1/4000秒 ISO-200 このレンズ、開放だと明るい部分がぽわっとしますし、ピントの山が掴みにくいときもあるんですが、ときどきばっちり合って凄く透明感のある精細な絵が撮れることがあるんです。観覧車がすがすがしく撮れてるでしょ。

NEX-5 絞り開放F1.8 1/1000秒 ISO-200 京都で見かけたサンタの乗ってるDUCATIのメーター部分にピントを合わせてるんですが、ちょっと外れた部分はソフトフォーカスのレンズみたいにソフトです。コントラストも低い感じです。

NEX-5 絞り開放F1.8 1/1250秒 ISO-200 京都で見かけたお坊さん。この絵もコントラスト低めで白い手甲のあたりのぽわ感マックスです。でも嫌な感じじゃないでしょ。

NEX-5 絞りF5.6 1/800秒 ISO-200 開放じゃなければ割りと精細感あって丁寧な写りをしますね。色載りは軽めです。金閣の参拝料400円は高いなあ。

NEX-5 絞りF8.0 1/250秒 ISO-200 ショックだったのは無限が出てないことに気づいたときで、開放じゃ遠くの山にはピントが合いません。絞ればそこそこ見れますが・・・なんでかなあ。このCarenar 55mm F1.8は見た目もcarenar 135mm F2.8やCarenar  28mm F2.8と違ってますが写りも今一で違ってる。ただC.C AUTO PETRI 55mm F1.8に似ているのも確かです。やっぱり製造元はペトリだったんでしょうか。