CANON FD 35mm F2.0 S.S.C.(Ⅱ)です。焼津のフリマで購入しました。
CANON FD 35mm F2.0 S.S.C.(Ⅱ) | |||
レンズタイプ | 単焦点 | 開放F値/最小値 | F2.0/F22 |
フォーカス | MF | 画角(35mm換算) | |
レンズ構成 | 8群9枚 | 対応マウント | CANON FD |
絞り羽枚数 | 8枚 | フィルター径 | 55mm |
焦点距離 | 35mm | 最大径×長さ | 65.3 x 60mm |
最短撮影距離 | 0.3m | 重量 | 420g |
最大撮影倍率 | 発売 | 1976年 |
前玉群内にわずかですがカビがあるので分解に挑戦します。
ゴムで化粧リングを外します。小ネジで固定された一番前のレンズが見えます。
小ネジ3本を外してレンズを外します。前玉群という感じにはなっていないようです。外したレンズの裏はかなりの凹面になっているのがわかります。
カニ目孔があるレンズ押さえのリングが見えます。カニ目レンチで回して外します。
厚いレンズをタコ棒で引き抜きます。
スペーサーがあるのが見えます。スペーサーを外してレンズを取り出します。ここまで分解してすべてのレンズを掃除したところ見えていたカビはなくなったので組み戻します。
どうやらCANON FD 35mm F2.0には5種類もあるらしくこの個体はF値最小が22なのでFD 35mm F2.0 S.S.Cの中でもⅡ型になるようです。35mmの焦点距離にしてF2.0の明るさですから高価なレンズであっただろうことは容易に想像できます。ネットの情報ではFD 35mm F2.0 S.S.Cの中でもⅠ型とⅡ型はレンズ構成枚数とかは同じでも光学的にずいぶん違っているようでフローティング機構ってのを導入していると書いてありましたがどの辺りにその機構は存在するのやら・・・分解した前玉部分にはなかったと思うけど。比較的評価が高いのはどのタイプだったのか?とにかくNEXにつけて撮ってみましょう。
NEX-C3 絞りF16 1/160秒 ISO200 最初ピントを合わせようとした時、ワイド方向にずれているのがわかったので、もう一度ピントリング周りを分解して調整しましたがこれが、限界で微妙に無限遠がでてません。でも十分なくらい精細な感じが出ています。中距離の景色なら問題なく使えそうだ紙いい感じです。
NEX-C3 絞りF2 1/1250秒 ISO200 力強いコントラストはないですがきっちり写る間隔はいいレンズの証じゃないですか。ただ光源方向向いてる写真なのでコントラスト低めです。
NEX-C3 絞りF5.6 1/640秒 ISO200 順光での撮影ならこんだけきっちり写るのは気持いいです。
NEX-C3 絞りF3.2 1/3200秒 ISO200 背景ボケも滑らかで綺麗です。ピントが来ている部分の浮かび上がり方がいいです。