2016年にオークションで落札しました。かってにインダスターという名前のレンズは、全部星型のボケになるものと思い込んで買ってしまったんですが・・・違うに決まってますよね(泣)ロシア語なんでインダスターって書いてあるのかも分からないんですけどね。NHAYCTAPって書いてあるような感じですけどこれでIndustar(インダスター)と書いてあるんでしょうか。出品者の方の知見を信じるしかないです。この文字はロシア語のキリル文字というらしいです。
Industar-50 50mm F3.5 | |||
レンズタイプ | 単焦点 | 開放F値 | F3.5-16 |
フォーカス | MF | 画角(35mm換算) | |
レンズ構成 | 3群4枚 | 対応マウント | L39 |
絞り羽枚数 | 7枚 | フィルター径 | 34mm |
焦点距離 | 50mm | 最大径×長さ | 50x 37mm |
最短撮影距離 | 1m | 重量 | 102g実測 |
最大撮影倍率 | 発売 | 製造:KMZ 1970年 |
オークションの説明文には難ありと書いてありました、理由はカビですね。最初は形が似てるんで、引き伸ばしレンズかと思いましたよ。送られてきた現物も非常に小さいものでした。
このレンズもカビは絞り羽の前後かなって感じたので、前玉から外してみます。カニ目溝があるから簡単に外せます。案の定外した前玉群の一番後ろと絞り羽の向こう側のレンズにカビがあったのでカビキラーと綿棒でカビ退治しました。ただし、まだ一番前のレンズの裏にもカビらしきものが残ってます。
一番前のレンズ押さえにもカニ目溝があるのでこれでレンズ押さえを外してレンズの裏のカビを掃除して組み戻して難無しになりました。
この個体のマウントはライカL39マウントです。ほんとに何にも無いシンプルそのもののマウント部分です。シリアルナンバーの下の芋ネジを外して捻るとL39マウント部分が外れるとネット情報にありますが、回せませんでした。ほんとは回すと外れて、中の逆ネジのスペーサーを外すとゼニットマウントになるってことです。ゼニットマウントというのはフランジバックはM42と同じでネジだけ39mm径のものでプラクティカのカメラも初めはこのマウントだったと思います。
まあ、このままでもL39マウントアダプターを使えば良いので無理して分解はしません。すごく小さくてF3.5ですから明るくもありませんが、この雰囲気のレンズは、なかなか良いです。たっちゃん初のオールドロシアンレンズってことになりますかね。何本かロシア製と思われるレンズはありますが雰囲気が違います。
ヘリコイド付きのライカL39マウントアダプターを使ってNEX-5につけてみました。このミスマッチ感がかっこいいって思っちゃいます。
NEX-5 絞り開放F3.5 1/2500秒 ISO-200 解像度は高くは無いと思いますが雰囲気良く撮れますね。ただこの写真の前に遠景にピントを合わせたら少しだけ無限が出てない感じです。サイクロン号は、いいモデルです。
NEX-5 絞り開放F3.5 1/800秒 ISO-200 順光なら良いのですがさすがにオールドレンズですからコーティングとか無い様で逆光だと盛大にフレアっぽくなります。
NEX-5 絞り開放F3.5 1/250秒 ISO-200 順光でも光が反射してる部分はパーってなりますね。でも逆にそんな感じが面白くもあります。つまりかなり気に入ったわけです(笑)
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