【第171沼】 super-multi-coated Takumar 55mm F1.8の分解清掃

　

当然もう紹介してたと思ったら、まだしてなかったsuper-multi-coated Takumar 55mm F1.8です。レンズ構成5群6枚　絞り羽枚数6枚　最短撮影距離0.45m　フィルター径49mm　最大径×長さ58.5X37.5mm　重量202g

　

キタムラのジャンクコーナーにありました。前玉から後玉、内側までまんべんなくカビています。外装はとても綺麗で傷もなし。これは、使われないで長く革のケースにいれて押入れの奥かなんかにしまい込まれていたレンズの典型的なカビの状況です。ほんとに革のレンズケースにはカビの胞子が必ずついてるんじゃないかと思うほど高い確立でカビてます。たっちゃんは、革のケース付きのレンズは必ずレンズだけにしてケースは別に保管してます。カビを綺麗にしないと使えないので分解して清掃します。

　

まず、いつものように、ゴムで化粧リングを回して外します。化粧リングを外すとカニ目溝のあるレンズ押さえリングが見えます。このレンズは何度も分解してますが、ゴムで分解するとき本当は前玉群をごっそり一体で外したいんですが回そうとすると必ず先に一番前のレンズを押さえているリングだけが回ってしまってレンズを一個外してからでないと楽に前玉全体が外れない。

　

今回も先に前側のリングを外して後で前玉群を外した。前玉群が外れたレンズ本体。絞り羽が見える。

　

これが外した前玉群。タコ棒でレンズをはずしてカビの掃除をします。

　

前玉群の後側。押さえリングを回して外して

　

タコ棒でレンズを外します。内側のレンズをカビキラーで掃除して完成です。後側のレンズも押さえリングを外して・・・今まで通り清掃です。

前も後ろも綺麗になりました。同じレンズが数本あるので微妙な違いがあるか今度よくみてみよう。

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