京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

葵祭前日の下鴨神社

2013-05-14 14:54:36 | 京都めぐり
今日も夏のような暑さです。最高気温は、32度だそうです。
明日は葵祭 (賀茂祭)で京都は賑わいます。明日行列が立ち寄る下鴨神社に行ってきました。
参道は観覧席の設営中です。神官さんたちも準備に追われているようです。
帰りは四条大橋から鴨川の景色を撮影しました。
もう床が始まっています。すっかり、夏です。
























故福島慶道管長のこと

2013-05-14 08:23:24 | 坐禅会

朝いつものパンづくりをしながら(発酵の間)ブログを書いています。
定年退職して最近よく東福寺の故福島管長のことを思い出します。
日曜座禅会の無門関提唱のとき、いつも管長は言います。「禅は超二元」、「無執着」、「現実肯定」、「脚下照顧」。
またある日は、「禅は天地一杯」、「禅は全宇宙」とも説きました。
さらには、「非心非仏」では、「即心即仏だろうと禅は無執着で自由と言い、非心非仏がわかれば禅は卒業だ」とも言いました。
私にはとてもではありませんが、わかり得ません。
私たちが難しそうな顔をしていると、「初めての人には難しいが、何回か聞いていくとわかってくる。禅はそういうところがある」、「禅は徹底して無執着の宗教である」と参加者を励ましてくれました。
また、ある公案のときには、「現実生活は禅の心そのものであり、平等と差別、差別と平等は結局一枚である」と言いました。
故福島管長は病気で身体が不自由でした。だんだん発語障害もでて、雲水さんの介添なくては、お話もできなくなりました。それでも無門関提唱は続けられました。
まさに命がけです。聞いている私は感動しました。
その後ますます病が進行され、座禅会での提唱の機会はなくなりました。
そして2011年3月2日、突然の訃報でした。78歳です
以前福島管長は、慧能禅師の年齢までは生きたいと仰っていました。慧能禅師は76歳でした。
座禅会の提唱の様子が脳裏をかけめぐり、涙がでました。
大好きな管長さんでした。そしてとってもユーモアもありました。

京都には禅寺の本山がいくつかあり、座禅会や暁天講座なども行われています。
心のリフレッシュに参加してみたらいかがでしょう。私も、体調を崩して休んでいましたが、近々参加するつもりです。
そろそろパンの発酵が終わりそうです。