西暦の6月30日、一年の半分が過ぎ、
神社には夏越の祓いの茅の輪が設えられていました。
「夏越の祓い」
ヲシテ文献のトホカミヱヒタメ暦にも、
ミナツキスヱ、旧暦6月30日(2024.8.3)にチノワヌケとあります。
紀元前からの習わしです。
また、桃の実に力を得ていたそうです🍑
現代では、これから来る酷暑を前に夏を乗り切るイメージですが、
翌日の新月(2024.8.4)より季節は秋、
立秋から秋分頃の守り、ホのカミへと移ります。
ヲシテ文献より、『チノワ抜け』と『モモマツリ』の行事をご紹介します。
ミナツキスヱは
いよかわき モモにちまうる
チノワヌケ ゐそらおはらふ
ミナツキや トシウチニナスコトのアヤ
ミナツキ末(旧暦6月末)頃は、最も暑く乾き、苦しい時期です。
夏越しの祓いのモモマツリは桃の実に活力(チ・チカラ)を得ます。
この頃に、メガミ(冷たさの働き)の一棒(一冷)が完全に立ち、
熱さと冷たさの競い合いも止んできます。
一年の折り返し点、秋へと向かう巡りが身体に入り備わるように、
「チノワヌケ」の行事を行います。
☾モモマツリ【ミナツキスヱ(旧暦六月末)】
モモ(桃)は、晩春に花咲かせ、夏の終わりに実ります。
満を持してのモモの実に活力を得ます。
日本最古のモモは、縄文時代前期の桃核が長崎県多良見町の伊木力遺跡から出土しています。
モモは水分も豊富で実も大きく甘く♡残暑厳しい中、ありがたい果実ですね。
モモ🍑に含まれる栄養素と効能(期待できる効果)を調べてみました。
※参考:桃・良好倶楽部https://ryoko-club.com/food/peach-nutrition.html
◎ペクチン:
腸内の乳酸菌を増やし、腸の調子を整え、便秘や下痢の予防が期待できます。
コレステロール値を下げる、血糖値の上昇を抑えるなどの効能もあります。
◎カリウム:
細胞内の水分量を調節するなどの働きがあり、体内の余計な塩分を排出し、
血圧の安定、むくみの解消、筋肉の収縮を正常に行うなどの効能があります。
◎カテキン:
強い抗酸化作用を持ち、
老化防止やがん予防、免疫力を高めるなどの効能があります。
また、血糖値の上昇を抑える、脂質の吸収を抑制する働きがあり、
肌老化を防ぐ効能などが期待されます。
◎鉄分、マグネシウム:
鉄分は酸素を全身に運ぶ、マグネシウムは様々な生理機能に必須の栄養素。
カラダを温める作用があり、貧血や冷え性の改善などの効能が期待できます。
また、桃の種は「桃仁(トウニン)」という生薬として使われています。
種の核を取り出して日干ししたもので、血の巡りを良くする働きがあり、
月経不順や便秘を解消する効能なども期待されます。
桃は、様々な栄養がバランスよく含まれ、夏バテの予防にもおすすめです。
桃の葉を煮出した水で行水すると、汗疹もおさまります。
☾チノワヌケ(大祓)【ミナツキスヱ(旧暦六月末)】
夏越しの祓い。(ミナのマツリ・ミナツキの大祓)
チノワヌケは、ヰソラ(暑さや乾きの災い・心を逸らせる悪影響の及ぼし)を払う行事です。
健康長寿の習わしとして教え広められました。
ホツマツタヱ10アヤに「チノワヌケ」の記述があります。
抜粋でご紹介します。
※ホツマツタヱ《10アヤ・カシマタチ・ツリタイのアヤ》より
ミホヒコのつま
スヱツミが イクタマヨリメ
ソヤコうむ コシアチハセの
シラタマメ ソヤのひめうむ
ミソムたり ゆだねひたせは
みことのり たまふヲシテは
コモリカミ セミのおかわに
みそぎして チノワにたゝす
ミナツキや タミながらふる
はらいなりけり
二代オオモノヌシ・クシヒコとミホツヒメとの間に一人産まれたミホヒコは、
ヨロギマロと呼ばれ、薬草園のおかげで医学に秀でた特技を得、
後に十代アマキミ・ニニキネの病を治したりと大活躍します。
ミホヒコ(三代オオモノヌシ・コモリカミ)は、妻を二人迎えます。
スヱツミの娘、イクタマヨリヒメは、18人の男の子を産みました。
※スヱツミ:陶荒田神社・大阪府堺市中区。
弥生土器の量産に成功したと考えられます。
コシのアチハセの娘、シラタマヒメは、18人の女の子を産み、
合せて36人の子宝に恵まれ、アマテルカミより「コモリカミ」の称号の
ヲシテ(文書)を授けられました。
コモリカミは病除けに、夏の終わりにミソギをして体調を整えます。
ミナツキの末は、一年の折り返しの時、その隙間に魔が入り込まないよう、
セミの小川にミソギをして障りを祓い、
さらにチノワ(茅の輪・大自然のエネルギーの集まる循環の輪)を潜り、
夏から秋への季節の変わりを心身に実感させるのです。
ミナツキ(旧暦六月)の末のミソギとチノワ抜けの行事は、
健康長寿への習わしとコモリカミは一般の人にも教え広めました。
※セミのオガワ:下鴨神社社叢の糺すの森を流れる小川
コモリカミの父クシヒコが、京都盆地の開発に携わっていたことから、
タタスのモリにもよく来ていたと推察されます。
当時は、下鴨神社創建以前でしたので、
鬱蒼とした原生林に近い森であったと思われます。
※コモリの子供達は、京都盆地の開発に貢献し、神社や地名としても残っています。
八坂神社(京都市東山区祇園町北側) ヤサカヒコ(八男)
太田神社(京都市北区上賀茂本山) オオタ(十一男)
石座神社(京都市左京区岩倉上蔵町) イワクラ(十二男):
参考:
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
http://www.zb.ztv.ne.jp/woshite/index.html
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満著・望社
◎『よみがえる日本語』青木純雄・平岡憲人著・明治書院
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。
神社には夏越の祓いの茅の輪が設えられていました。
「夏越の祓い」
ヲシテ文献のトホカミヱヒタメ暦にも、
ミナツキスヱ、旧暦6月30日(2024.8.3)にチノワヌケとあります。
紀元前からの習わしです。
また、桃の実に力を得ていたそうです🍑
現代では、これから来る酷暑を前に夏を乗り切るイメージですが、
翌日の新月(2024.8.4)より季節は秋、
立秋から秋分頃の守り、ホのカミへと移ります。
ヲシテ文献より、『チノワ抜け』と『モモマツリ』の行事をご紹介します。
ミナツキスヱは
いよかわき モモにちまうる
チノワヌケ ゐそらおはらふ
ミナツキや トシウチニナスコトのアヤ
ミナツキ末(旧暦6月末)頃は、最も暑く乾き、苦しい時期です。
夏越しの祓いのモモマツリは桃の実に活力(チ・チカラ)を得ます。
この頃に、メガミ(冷たさの働き)の一棒(一冷)が完全に立ち、
熱さと冷たさの競い合いも止んできます。
一年の折り返し点、秋へと向かう巡りが身体に入り備わるように、
「チノワヌケ」の行事を行います。
☾モモマツリ【ミナツキスヱ(旧暦六月末)】
モモ(桃)は、晩春に花咲かせ、夏の終わりに実ります。
満を持してのモモの実に活力を得ます。
日本最古のモモは、縄文時代前期の桃核が長崎県多良見町の伊木力遺跡から出土しています。
モモは水分も豊富で実も大きく甘く♡残暑厳しい中、ありがたい果実ですね。
モモ🍑に含まれる栄養素と効能(期待できる効果)を調べてみました。
※参考:桃・良好倶楽部https://ryoko-club.com/food/peach-nutrition.html
◎ペクチン:
腸内の乳酸菌を増やし、腸の調子を整え、便秘や下痢の予防が期待できます。
コレステロール値を下げる、血糖値の上昇を抑えるなどの効能もあります。
◎カリウム:
細胞内の水分量を調節するなどの働きがあり、体内の余計な塩分を排出し、
血圧の安定、むくみの解消、筋肉の収縮を正常に行うなどの効能があります。
◎カテキン:
強い抗酸化作用を持ち、
老化防止やがん予防、免疫力を高めるなどの効能があります。
また、血糖値の上昇を抑える、脂質の吸収を抑制する働きがあり、
肌老化を防ぐ効能などが期待されます。
◎鉄分、マグネシウム:
鉄分は酸素を全身に運ぶ、マグネシウムは様々な生理機能に必須の栄養素。
カラダを温める作用があり、貧血や冷え性の改善などの効能が期待できます。
また、桃の種は「桃仁(トウニン)」という生薬として使われています。
種の核を取り出して日干ししたもので、血の巡りを良くする働きがあり、
月経不順や便秘を解消する効能なども期待されます。
桃は、様々な栄養がバランスよく含まれ、夏バテの予防にもおすすめです。
桃の葉を煮出した水で行水すると、汗疹もおさまります。
☾チノワヌケ(大祓)【ミナツキスヱ(旧暦六月末)】
夏越しの祓い。(ミナのマツリ・ミナツキの大祓)
チノワヌケは、ヰソラ(暑さや乾きの災い・心を逸らせる悪影響の及ぼし)を払う行事です。
健康長寿の習わしとして教え広められました。
ホツマツタヱ10アヤに「チノワヌケ」の記述があります。
抜粋でご紹介します。
※ホツマツタヱ《10アヤ・カシマタチ・ツリタイのアヤ》より
ミホヒコのつま
スヱツミが イクタマヨリメ
ソヤコうむ コシアチハセの
シラタマメ ソヤのひめうむ
ミソムたり ゆだねひたせは
みことのり たまふヲシテは
コモリカミ セミのおかわに
みそぎして チノワにたゝす
ミナツキや タミながらふる
はらいなりけり
二代オオモノヌシ・クシヒコとミホツヒメとの間に一人産まれたミホヒコは、
ヨロギマロと呼ばれ、薬草園のおかげで医学に秀でた特技を得、
後に十代アマキミ・ニニキネの病を治したりと大活躍します。
ミホヒコ(三代オオモノヌシ・コモリカミ)は、妻を二人迎えます。
スヱツミの娘、イクタマヨリヒメは、18人の男の子を産みました。
※スヱツミ:陶荒田神社・大阪府堺市中区。
弥生土器の量産に成功したと考えられます。
コシのアチハセの娘、シラタマヒメは、18人の女の子を産み、
合せて36人の子宝に恵まれ、アマテルカミより「コモリカミ」の称号の
ヲシテ(文書)を授けられました。
コモリカミは病除けに、夏の終わりにミソギをして体調を整えます。
ミナツキの末は、一年の折り返しの時、その隙間に魔が入り込まないよう、
セミの小川にミソギをして障りを祓い、
さらにチノワ(茅の輪・大自然のエネルギーの集まる循環の輪)を潜り、
夏から秋への季節の変わりを心身に実感させるのです。
ミナツキ(旧暦六月)の末のミソギとチノワ抜けの行事は、
健康長寿への習わしとコモリカミは一般の人にも教え広めました。
※セミのオガワ:下鴨神社社叢の糺すの森を流れる小川
コモリカミの父クシヒコが、京都盆地の開発に携わっていたことから、
タタスのモリにもよく来ていたと推察されます。
当時は、下鴨神社創建以前でしたので、
鬱蒼とした原生林に近い森であったと思われます。
※コモリの子供達は、京都盆地の開発に貢献し、神社や地名としても残っています。
八坂神社(京都市東山区祇園町北側) ヤサカヒコ(八男)
太田神社(京都市北区上賀茂本山) オオタ(十一男)
石座神社(京都市左京区岩倉上蔵町) イワクラ(十二男):
参考:
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
http://www.zb.ztv.ne.jp/woshite/index.html
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満著・望社
◎『よみがえる日本語』青木純雄・平岡憲人著・明治書院
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。