1Q84 BOOK3を読み終わる。
その存在すら忘れていた牛河の自問自答、いわゆるつぶやきは「1Q84をどう読むか」に書かれていた疑問へのまさに答えのようだった。
「海辺のカフカ」読後に感じたもやもやっとした感覚。
分からない世界があるものの、なんとなく理解できるような。
そんな時、誰かの本に村上春樹は理解しようと読んではいけないというようなことが書かれてあり、自分の感じたままでいいのだといたく納得したものだった。
それがBOOK3で・・・変わった。
だから、ストーリーを追っかけ一気に読んだ1・2と違い、前半部分に時間がかかる。
この看護婦さんは、多分天吾のお母さんの生まれ変わりだと思う。
殺したのはNHK集金人のお父さん。
勝手な想像と共に、後半はストーリーが大きく動いていくのでここからはピッチが上がる。
非常におもしろい。
おもしろいんだけど、新たな欲求不満も湧き上がる。
前半明快だった分、それが解消されなかったことにちょっと不満が残る。
あのリトルピープルが作った空気さなぎって?
ともかく、ある程度予想された結果となったよこしまなパラレルワールド1Q84は終わりを告げた。
(BOOK3 終わり)
しかし、この言葉に余韻が残されている気がする。
いつか天吾の小説が作品になるかもしれない。
「1Q84」 村上 春樹
その存在すら忘れていた牛河の自問自答、いわゆるつぶやきは「1Q84をどう読むか」に書かれていた疑問へのまさに答えのようだった。
「海辺のカフカ」読後に感じたもやもやっとした感覚。
分からない世界があるものの、なんとなく理解できるような。
そんな時、誰かの本に村上春樹は理解しようと読んではいけないというようなことが書かれてあり、自分の感じたままでいいのだといたく納得したものだった。
それがBOOK3で・・・変わった。
だから、ストーリーを追っかけ一気に読んだ1・2と違い、前半部分に時間がかかる。
この看護婦さんは、多分天吾のお母さんの生まれ変わりだと思う。
殺したのはNHK集金人のお父さん。
勝手な想像と共に、後半はストーリーが大きく動いていくのでここからはピッチが上がる。
非常におもしろい。
おもしろいんだけど、新たな欲求不満も湧き上がる。
前半明快だった分、それが解消されなかったことにちょっと不満が残る。
あのリトルピープルが作った空気さなぎって?
ともかく、ある程度予想された結果となったよこしまなパラレルワールド1Q84は終わりを告げた。
(BOOK3 終わり)
しかし、この言葉に余韻が残されている気がする。
いつか天吾の小説が作品になるかもしれない。
「1Q84」 村上 春樹