JINX 猫強

 オリジナルとかパロ小説とかをやっている猫好きパワーストーン好きのブログです。
 猫小説とか色々書いています。
 

プチ・原稿やります☆

2007-07-13 01:51:20 | プチ・原稿
 最近、オリジナルばかりやっていて更新が滞っているので気軽にできる日記でも何かやって行きたいと思います。
 こんなところでなんですが、リクエストとかありましたらお気軽にbbsなどに書き込んでやってください。

 それでは(聖闘士学園へようこそ)より。

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 人気のない美術備品置き場で氷河は腕立て伏せをしていた。
 聖戦を終え、日本に留まる事になった氷河は沙織の勧めで学校へ通うことになった。
 将来、財団の仕事をしようとしまいと、この国にあっては学歴は助けにはなろうが、邪魔にはならない。
 それに氷河は勉学が嫌いではなかった。
 だが、氷河の学生生活を脅かす存在があった。
 それは、一輝だ。
 一匹狼を気取り、沙織の行為を突っぱねはしても一輝は退屈と性欲を紛らわせる為に学生をする氷河の許を度々訪れた。
 一輝が退屈をしようが性欲を溜め込もうが、氷河には解消してやる義理は一切ないから突っぱねた。
 だが、氷河もそうなら相手も聖闘士だ。
 揉め、力で捻じ伏せられそうになれば、氷河も応戦せざるを得ない。
 その結果が校内の破壊となる。
 何度かそれを繰り返しているうちに城戸沙織の元々頑丈にはできてはいない我慢の意とがプチンち切れた。
 このまま氷河を転校し続けさせるよりも、新しい高校を作ったほうが賠償にかかる費用より少なくてすむ、ついでに全国も問題児も引き受ける受け皿学校になれば入学金と寄付金で利益が出ると踏んだ城戸沙織は早速行動を起こした。
 城戸沙織は富士の樹海の国有林を借り受け、そこに学校校舎と生徒の寮を建設した。
 いかな悪ガキたちも富士の樹海を越えてまで学校を脱走はできない。
 そこに、氷河も強制的に転校させられた。
 一般の生徒と一緒では身体を鍛えるのにも気を使わねばならない。
 他の生徒と聖闘士では身体に宿している体力が違うからだ。
「なにをやっている」
 不意にかけられた声に氷河は眉を寄せた。
 氷河が一番聞きたくない、氷河がこの湿気の多い樹海に囲まれた学校に転校を余儀なくする原因を作った男、一輝の問いを無視し、氷河は腕立て伏せを続けていた。

「続く」

 日記なのに続くのか…!?