先日、某バレエ/ダンス用品専門店へ買い物に行った時のことです。
バレエ用品が圧倒的に多い店ですが、他ジャンルのダンスの衣装や小物も扱っているだけあって、各コーナーに何名か他のお客さんも居ました。
一の弟子が買いに行ったのは化粧品(その店のオリジナル)だったのですが、すぐ横に社交ダンス用品コーナーがありました。
そして、店内には何故か、パソドブレの名曲Espania cani が華々しく流れています。
(なんだろう、この妙な違和感・・・・・・ビミョーに店内にそぐわないような)
一の弟子は社交ダンスになじんでいますが、勇壮な音楽ですから・・・たぶん、店内のバレリーナ達は『キョトン』って感じだったのでは?
そして、バレリーナだけではありませんでしたよ。
「ねえ、これってフラメンコでしょー? 闘牛みたいで強そうな曲だね」
フラメンコのコーナー辺りにいた二人組の片方が、スカートを選んでいたもうひとりに無邪気な先制パンチです。
「いや、違うから」
(イヤ、違うから)
問われた方の返答と、一の弟子の心の中のツッコミが見事にリンクしました。
そうか、あのヒトはフラメンコダンサーなのね
「そもそも、リズムが違う。 フラメンコはね・・・・・・・・」
お二人の間ではどう違うのかっていう説明が始まっていましたが、まあ、それは置いといて。
パソドブレって、フラメンコとか闘牛をテーマにしているので、音楽もとっても勇壮で激しい感じ。
曲を聴いたイメージでは確かにちょっと混同しやすいかもしれません。
でもテーマにしているというだけなので、『なんちゃってフラメンコ』だという訳でもないし・・・。
考えてみると、サンバもブラジルのリオのカーニバルのサンバとは違うしなぁ。
社交ダンスの種目は、色々なダンスの要素を取り入れて出来ているので、色々なものと似ているのです。
でも、違うの。違うんですよ