『真駒内公園にフクロウが来ている』
との情報をキャッチ。
動物好きの私が、それを聞いて行かないわけがないわね
遡ること数年、2018年には、真駒内公園でエゾフクロウをカメラに収めた私ですが、翌年はなんと、カラスの襲撃を受けてケガをしたとのニュース。
(そんな大変な思いをしたら、もう来ないのでは……)
懸念は的中して、それからというもの、件の公園に飛来との話は聞くことなく……。
(ああ…やっぱり…)
と思っていたのですが。
(3年ぶりに帰ってきてくれたのかしら……)
公園散策コースの途中、古木があって…フクロウさん、昼間はその洞に休んでいるのですが。
(今日は、果たしてすぐに会える??)
ドキドキしながら現場へ向かいました。
古木の近くまで来て、そちらへ目をやるとすごい人だかりが。
(やった! フクロウさん、来ているのね⁉)
喜んでその人たちの間に入ったのですが。
(あれぇ~、いないじゃん)
フクロウ、見当たら~ず……。
そして、集っている人々、素人カメラマンとは思えない凄いレンズのカメラ(直径20㎝以上はありそう)を三脚にセットして、何時間もずっと待機している模様。
そして、人はどんどん増えて、ざっと60~70人くらいもいるでしょうか。
凄いカメラの方々、挨拶を交わしたり、親しげにお話しされていたので、写真同好会とか……そんな感じの方々かも。
「このヒト、プロだから」
なんて声も聞こえてきます。
中の一人の男性が撮影した写真を見せてくださいました。
今回来ているのは、エゾフクロウではなく、オオコノハズクで、今は洞の中でお休み中だと。
そして、16:00過ぎないと出てこないだろうね~などなど。
(あ、左様ですか~~。残念……)
でも、せっかく来たんだし! もう少し待ってみましょう!
と。
……1時間ほど待ってみましたが、出てくる気配なし。
もう、16:30過ぎないと出てこないんじゃ…なんて声もちらほら聞こえてきます。
私も、かなりあきらめモード。
(今日はもう帰って、出直しましょう)
という事に。そして古木のそばを離れて1分も歩かないうちに、後ろからざわめきが!
(えッ)
振り返ると、皆一斉にシャッターをきっています。
(出てきた!?)
私も急いで現場に戻って、シャッターを!
いやぁ、危なかった。
ただ、残念なことに…ほかの皆さんがお持ちのカメラと比べると、おもちゃのような私のカメラでは、最大望遠にしても、オオコノハズクの顔まではっきりとは見えません。
(どんな顔してるのかなぁ~)
そこで、すごいカメラのおじ様の液晶モニターをみせてもらいました。
「あら~、こんな顔してるのね。目をつぶっている姿も凛々しい~」
で、そのモニター画面の映像を手持ちのカメラに収めさせてもらうという苦肉の策
自前のカメラで満足のいく写真は撮れなかったけど、顔を拝めたのでまあ良しとして、帰ってきました。
プロフェッショナルなおじ様たちは、飛び立つ瞬間を撮影されるようで、まだまだ待機。
……本当に、ご苦労様です。
動物カメラマンは、生の一瞬をとらえるために何日でもその瞬間を待ち続けると言いますよね。
あの現場にいたおじ様たちも朝から待機していたようですし、雪の上に腹ばいになって撮影している方もいて。
(いや、さすがですね~)
敬服いたしました。