夏は、空に雲があるとホッとする。
広い砂浜はほぼ無人。見かけた人影も3人ほど・・ほとんど砂漠か?
随分と久しぶりに鯨類の椎骨の破片に出会う。
全ての突起が折れ、どんな仲間のどれくらいの位置かも不明。椎孔がスナメリより大きく感じる程度・・
ウミガメの上陸あとに、初めて出会った!!
その昔、ウミガメ保護のために、このあたり一帯の広い砂浜を毎朝確認していた方のブログを見ていた。
ウミガメが上陸した痕跡を見てみたいと、ランニングの練習として、梅雨の晴れ間に通って以来、10年超・・
この日、ようやく見ることができた。
ウミガメが通ったあとに沿って(写真では左)、食肉目(タヌキ?)らしき足跡が気になった・・(あたりに人の足跡は自分だけなので犬の散歩ではない)
産卵場所らしきあたりには、食肉目の足跡が増え、薄くて白い、ウミガメの卵の殻の破片のようなものがチラホラあった。
一番大きな卵の破片。
殻の感じは以前水族館で見せてもらった、アカウミガメの卵の殻にそっくりだった・・・
殻は少なく、周辺にはカラスやカモメの足跡もなく、卵が大量に掘り返されたようには感じなかった。
無事に生まれて海へ出て、25年後に戻ってくるウミガメがいたらいいなぁ・・・(自分は生きてないか・・笑)
で、更に・・
アカウミガメの亡骸・・・噂通り臭かった。。
頭部の表皮には、小さなフジツボが付いていた。
死体の漂流中にその辺のフジツボが付着したんだろうと思うも、あまり見たことが無い、厚みが少ない平たい形状だった。
カメフジツボだとしたら、それこそ、いったい、いつ、どうやって、幼生はウミガメの体に付着するのだろうか・・?
異臭の中、座り込んで考え込んでしまった・・(笑)
亡骸の劣化(表皮の収縮?)過程で剥がれたのか・・・近くの砂の上に、少し大きいカメフジツボらしきフジツボが落ちてた。
フジツボの幼生は小さなプランクトン。甲殻類のノープリウス型で浮遊生活し、付着直前にキプリス型に変わる。
ザトウクジラの頭につく大きなフジツボといい、ウミガメやクジラの方から、フジツボが付いてくれるような行動をしなきゃ、特定の少数派のフジツボが、数の少ないウミガメやクジラに付着することなんてできない気がする・・・
更に、甲長20cm程のリクガメの亡骸も・・
この日のウミガメの上陸あとや亡骸は、砂漠のような危険な砂浜だからの出会いだったような気がする・・・
走っていた昔とは違い、この日は歩いてただけなのに、腰が痛くなってしまった・・
船、欲しいなぁ~(船酔いが酷いのですが・・笑)
以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。