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消費税が上がったばかりだというのに
政府は何やらまた国民の反感を買いそうな事を言い出した。
まあ議員報酬に関しては、値上げするって事じゃなくて
元々の水準に戻すって事だから、異論はあるけど置いておく。
国民にとってそれより関心があるのは、労働時間の規制緩和だよね。
何かと言えば、今まで一日8時間/週40時間と決められていた
基本的な就業時間を、時間じゃなくて成果で判断しましょってことね。
つまり今までは上記を越える分について残業と見なされていた。
だけどその概念が無くなってしまうかも知れないって事ね。
当然残業代というのは、今まで通り支払われなくなる可能性が高い。
何でそんなことを言い出したかと言えば、企業負担を減らすため。
実際残業代っていうのは、かなりの負担になってるんだな。
以前はサービス残業なんてのもまかり通っていたんだけど
今は訴訟になれば支払わざるを得ない状況にある。
受け取るべき正統な報酬なんだから、当然だけどね。
ただ、やっぱり残業の多い企業には、かなりの負担なのも事実。
そこで多分自民党に多額の寄付などしてるような財界人が
労働時間規制について、何とかならんかな?
てなことを酒の席ででもポロッと口にしたんでしょ。
じゃあってんで、成果優先にしましょ!とでも言ったかな。
安倍首相は企業に対して恩があるからね。
アベノミクスに関して、いろいろ要求に応えてくれたっていう。
企業だって馬鹿じゃない。
身銭切るからには、こっちも優遇してくれよって話しだな。
一つは法人税減税だけど、もう一つがこれなんだろうね。
これ企業にとっては一石何鳥にもなるような話しで
残業代目当ての、仕事してるふり残業を無くすことが出来るし
ただ仕事が遅いだけの社員にも、支払わなくて済むようになる。
もちろん仕事が出来る社員には、それなりに報酬アップするんだけど
これって「成果を挙げれば、それだけ給料も上がるんだよ」
ということを社員に意識付けできるから、社員のモチベーションが上がるし
それでも成果の上がらない無能社員の淘汰にも繋がるって寸法だな。
サラリーマンやっていれば判ると思うけど
自分より仕事の出来ない奴が、自分とほぼ同じ給料だったり
先輩ってだけで自分より多かったりするのは、何か納得いかないよね。
成果主義になると、そういう不公平感は薄れていくはず。
ただしそれが日本経済にとって良いかと言えば、疑問がある。
残業代ありきで生計を立ててる家庭なんて、珍しくないでしょ。
もしそれがアテに出来ないとなると、家計はたちまち火の車。
せっかくのアベノミクス効果も、とたんにデフレへ逆戻りだな。
専業主婦だった妻が働こうにも、そう簡単にはいかない。
スーパーのパートも順番待ちらしいからね。
しかも配偶者控除の問題なんかも絡んで来るし
子供が小さければ、待機児童の問題もある。
確かに企業目線で考えれば、成果報酬主義は良いんだけど
経済全体を考えると、必ずしも得策とは言えないんだな。
まあ仕事の出来る人間には、かなり有り難いだろうけどね。
ある程度時間を自由に使えるようになるし。
ただ消費税は来年10%に増税されるかも知れないのに
安倍くんも、あまり国民感情を逆撫でするような事は
控えた方が良いような気はするけどね。
どうも改革が拙速に過ぎるような印象はあるね。
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