流れのままに。

いろんなことを好きに語っております。

未知なる脅威。

2014-10-28 18:42:31 | Weblog
西アフリカで発生したエボラ出血熱の脅威は
未だ拡大を続け、終息する兆しが見えないね。
昨日日本でもそれらしい乗客が見つかったけど
結局は違ったらしい。

まあ世界中が大騒ぎしてるんだけど
感染力の低さを考えると、さほどの脅威とも思えない。
発症した患者と直接接触しなければ
まず感染することは無いからね。

今感染者が拡大してるのは、アフリカだけでしょ。
先進国では出ても広がりは無いもの。
それは医療体制とか衛生環境なんかが整ってるし
情報共有がなされてるからだな。

情報を受け取る能力の高さも含めてね。
脅威の大きさと深刻さを理解する基礎がある。
アフリカでは医療体制の未熟さが深刻だし
国民の危機感も先進国ほどじゃない。

そもそも隔離することが難しいんだな。
そんな施設は殆ど無い上に、患者は増え続けている。
しかも有効な治療薬が開発されていない。
つまり患者は増える一方ということだね。

大変なのは医療スタッフ逹で
いつ感染するか分からない状況で働いているし
実際に多くの感染者が出て、多数の犠牲者も出ている。
まさに命懸けで患者と向き合ってるんだね。

それこそが医療のあるべき姿だろうし、使命だな。
どこかの女医さんとは、大違いだね。
この話題に医者としてコメントしてたけど
何のジョークかと思ったな。

まあそれはさておき、国境なき医師団のような団体は
寄付で成り立っているだけに、しり込みしていられない。
こんなときこそ活躍しなければ、存在意義が疑われるからね。
使命感と危機感の狭間で、現場スタッフはギリギリだろうな。

怖くない筈がないもの。
いくら使命感に燃えていたとしてもね。
終息させるにはアフリカを押さえ込めばいいんだけど
特効薬でも出て来なければ、長引くだろうね。

アフリカ以外で爆発することは無いだろうな。
季節的にもインフルエンザのほうが余程心配だね。
マスコミも騒ぎすぎの印象だけど
正しく情報を持っておくのは大切だね。



安倍政権に暗雲の予感。

2014-10-20 17:47:07 | Weblog
内閣改造から2ヶ月経たないうちに、二人の大臣が辞任した。
しかも目玉だったはずの女性議員ばかり。
特に小渕議員の辞任は痛い。
自民党の顔になっていくはずだったからね。

美しくて、爽やかで、清潔感もあって。
おまけに家庭もあって子育てもしている。
何かとキナ臭いイメージの政治世界にあって
有権者向けにはうってつけの人材だった。

日本最初の女性首相に最も近いとまで言われていた。
党のイメージ戦略としては最適だっただろうし
女性の社会進出を政権の重要な政策としている安倍首相にしても
彼女の存在は大きかったはず。

だからあの若さで経産大臣という要職に抜擢したんだもの。
原発の再稼働問題を抱えてるのを承知でね。
そこを上手く乗り切れば、党内での立場も強くなるし
今後のキャリアにも、大きなプラスになるはずだった。

まさかこんなに早く躓くとはねえ。
安倍首相もちょっと落胆を隠しきれてなかったな。
アベノミクスも大企業偏重が国民にも気付かれてきたし
拉致解決も停滞してる印象がある。

一方で特定秘密保護法や集団的自衛権で反感買ってるし
何だか政権に暗雲が漂って来たような・・・・・
リーダーシップを感じるのは確かなんだけど
多少の強引さも鼻につくのは事実。

支持率を落とす火種は燻ってるね。
まあどんな政権も手放しで支持されることは無いけどね。
国民が満足することも無いだろうし。
ただ妥協点は維持して欲しいよね。

それはそれとして、今回の小渕議員だけど
多分彼女が何も知らなかったのは事実だろうな。
それが問題だと言えばその通りなんだけど
もっと問題なのは後援会だね。

父親の時代から支えてきた長老も多いだろうから
彼女のことは相変わらずお嬢ちゃん扱だろうし
意見出来ない雰囲気もあるんだろうな。
任せておきなさい、みたいな。

今回のことで一掃するいい機会なんだけど
なかなかそう簡単な話しでもない。
小渕家の政治活動を支えてきた功労者だし
地元では有力者逹でもあるから、選挙に影響する。

甘い蜜をそうそう簡単に手放すとも思えないし。
まあ、個人的に今回の失脚は残念だった。
ただ民主党はしてやったりのガッツポーズだろろうけど
国民はそんなにバカじゃない。

あら探しばかりに血道を上げて
国会の貴重な時間を無駄にしてるような党を
支持してもらえると考えてるなら
やっぱり呆れたポンコツ政党だな。



御嶽山は悪者か?

2014-10-04 15:34:52 | Weblog
御嶽山の噴火は死者47名を確認し、更に不明者がいる。
日本には桜島のように活発に活動している山から
死火山と言われる山まで、山だらけの島国だけど
これほどの死者は記憶にない。

勿論人的被害に限定しなければ、甚大な被害をもたらした噴火はある。
浅間山、伊豆大島の三原山、三宅島、雲仙普賢岳などなど。
普賢岳などは土石流という二次災害で死者を出したけど
噴火の直接被害でここまでのものは無かった。

死者の殆どが噴石による損傷死というのも、衝撃だった。
そんなものはパニック映画でしか見たことがない。
携帯で撮影された動画が、作り物ではない恐怖を伝え
迫り来る噴煙と降り注ぐ噴石は本物だった。

あの状況でよく撮影できたと思うけど
これが現代人のレスポンスなのだろうな。
そんな余裕がよくあるなと驚くけれど
あれは余裕と言うより常識的反射神経なんだね。

まあ、それほど深刻に思ってなかったのかも知れないし
別の人は遺言代わりだったのかも知れない。
改めて考えると、携帯というのは大した発明だね。
なかった時代を知るだけに、つくづくと思うな。

まあそれはさておき、今回のことで山の本質を気付かされた。
最近は山ブームとかで気軽に登る人も増えている。
高齢者で新たな楽しみとしてる人は多いし
山ガールなんてのも増えてるらしい。

しかし今回のことで気付かされたはずだ
本来山というのは、危険なものだということに。
究極の自然環境を備えていると言っていい。
昨今のブームは多分にお気軽過ぎるとも言える。

楽しさばかりを強調しブームに導いてきたメディアの罪もある。
確かに殊更に危険を強調しても、興味は引かない。
付け足し程度にちらっと危険もありますなんて書いて
義務を果たしていた気になっていたはずだ。

何事もブームになると不都合な本質は希薄になっていく。
実はそれこそが重要だったりするんだけど。
まあ利害が絡むと往々にしてその傾向は強くなるね。
マイナス要素をわざわざアナウンスする訳もないからな。

ただ結局のところリスク対応というのは自己責任で
誰の責任でもなく、勿論山が悪者でもない。
牙を剥いたという表現もありがちだけど
山にはそんな悪意はない。

ただ溜まったストレスを吐き出しただけだ。
タイミングが悪かったのは確かにある。
それは不運だったと言うしかない。
これで悲劇の山というイメージが付くのは、可哀想だね。

富士山もマナーとかゴミ問題とかいろいろ出てきてるし
登山ブームもここらで考えるところに来てるのかもね。
今回のことで危険を認知するきっかけにはなったな。
まだ捜索は続いてるけど、被害者のご冥福を祈ります。


交渉力が試されている。

2014-10-01 11:55:51 | Weblog
北朝鮮による拉致調査は、案の定スムーズに進んでいない。
まあ制裁解除の為の外交カードなのは分かってたことで
日本人の多くは「ほら見ろ」という感じだね。
こんなことは充分予想できた。

北朝鮮による口約束だけで、一部制裁解除したのは
時期尚早で拙速に過ぎたと、思うね。
あれで北朝鮮に主導権を握らせてしまった。
この機を逃したくなかったのは理解できるけどさ。

まあ外交下手で弱腰なのは、日本のお家芸だけどね。
それにしても、お粗末と言わざるを得ない。
性善説で交渉できる相手じやないよね。
今まで散々騙されて来たんだから。

同じような詐欺に何度も引っ掛かってるようなもの。
まあ懲りないというか、学習しないというか。
そうは言っても、政府だって予想はしてたはず。
ただ被害者家族は高齢で、時間が限られている。

向こうの手にのって、長期化するのは避けたい。
正に日本の外交力が試されてるね。
アントニオ猪木が交渉した方が早いんじゃなんて思うけど
まあそうもいかないわな。

そもそもさ、北朝鮮は調査不十分なんて言ってるけど
普通に考えると、拉致した人達を野放しにしてる筈が無く
当局が厳しく監視してる筈だよね。
つまり改めて調査なんて、詭弁としか思えないんだな。

居どころや生死は、正確に把握してて当たり前なのよ。
現時点で資料は揃ってると考えて間違いない。
もし本当に把握していないとすると
北朝鮮は相当な破綻状況にある。

何にしても、向こうの手に乗らないことだね。
といって強気一辺倒もダメだし。
かなり難しいのは確かだな。
何せ外交下手だからねぇ。