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ウサマ・ビンラディンが死んだらしい。
ご存じ9.11米国同時多発テロの首謀者だった人物。
アラブの大富豪にして、国際テロ組織アルカイダのボスでもある。
9.11テロから10年経って、ようやく報復を果たしたわけだね。
じゃあ何で10年も掛かってしまったのか?
居所が掴めなかったとか、いろいろ噂は流れてたけど
アメリカが本気で探そうとすれば、こんなに掛かるわけがない。
地球にいなかったというならまだしもね。
CIAだけでできないなら、同盟国に協力してもらえばいいんだし。
世界中の人が顔も知ってるような有名人が
そうそう10年も居所知られずに過ごせるわけがないのね。
アルカイダにだって勢力争いはあるだろうし。
じゃあどうして10年も掛かったのか?
それはね、つまり生きてることが利益になったからだろうな。
もちろんアメリカにとって。
なんか変なこと言ってると思ってるでしょ?
どういうことかというと
特に軍事的に何かしようとしたときに、ビンラディンのせいにできるのよ。
国内的には予算を取るときとか、軍事行動を起こすときとかさ。
「ビンラディンとアルカイダに報復するため」って言えば、通りやすい。
国内世論を抑え込むにも好都合だしね。
反戦団体や世論が海外派兵や軍事行動を非難しても
「じゃあ9.11テロは許すのかよ!!」って言えば
「それは・・・許せないけど・・・」ってことになるでしょ?
アフガニスタンがまさにそうだよね。
あそこは最大勢力タリバーンがビンラディンと緊密だったことに加えて
「ビンラディンを引き渡せよ!」って要求を
「うるせえよ!知ったことか!!」って蹴っちゃったのね。
それをきっかけに大規模な派兵をするようになったのよ。
何せ国内世論も国際世論も味方なんだから、遠慮無しだよね。
元々アフガニスタンは9.11テロ前から懸念事項だったから
特に西側諸国にとっては渡りに船とばかりに軍事行動を起こしたわけ。
まあそもそもアメリカって国は、常に敵を必要としてるんだよね。
それは国力を維持するためでもあるし、国際的に力を示すためでもあるし
国内経済を活性化するためでもある。
軍事関連産業だけで、莫大な利益と雇用を生んでるんだもの。
軍事関連産業って兵器を作るだけじゃないでしょ?
食品関係とか、服飾、装備品、施設関連・・・・・等々
少しでも関係してる企業は膨大な数に上るわけね。
当然大統領選にも関係してくる。
だから、本音は世界が平和になったら困るんだな。
それでとにかく敵となる存在を探してるんだね。
それが行き過ぎちゃったのが対イラク戦争だよね。
誰がどう見たってこじつけのでっち上げだったもの。
それでもフセイン国王は評判悪かったから
「フセイン殺せば何とでもなるよ」って押し切っちゃった。
結局「大量破壊兵器はありませんでした。えへへ」でうやむやになっちゃった。
そんなこと初めから解ってたことなんだけど。
で、今になってどうしてビンラディンを殺したかというと
来年アメリカでは何があるでしょう?
そうです『アメリカ大統領選』が行なわれるんです!!
つまりオバマを選択させるための、強力なカードが欲しかった訳ね。
そりゃあ「9.11テロの報復を果たした大統領」って肩書きは大きいよ。
アメリカ国民にとって「リメンバー9.11」ってのは、合い言葉みたいなもので
宗教も文化も肌の色も違う国民が、これで一つになれるんだもの。
国民にとってオバマは「俺たちの怒りを鎮めてくれた」大統領な訳ね。
第二次大戦以降しばらくはこれが「リメンバー、パールハーバー」だった。
そう日本軍によるハワイの真珠湾攻撃ね。
あれって宣戦布告もなくいきなり攻撃したってことになってるけど
実は米軍は知っててプロパガンダに利用したって話しもある。
わざとハワイ基地には流さなかったとかね。
もちろん日本軍を卑怯者の悪者に仕立て上げるため。
卑怯な手で米国民を大量に死亡させたとなれば
思い切った軍事行動も取りやすいしね。
それが結局最終的には、原爆投下の正当性まで与えることになったんだけど。
まあ、日本としては、かなり頭悪かったよね。
そもそも役者が違ったって事だね。
どうして資源もないのに闘えると思ったのか、分からないでしょ?
まあそれはそれとして、今回のことで新たな懸念も生まれてる。
そうアルカイダというよりは、イスラム過激組織からの報復!
ビンラディンは過激イスラム原理主義者の象徴みたいな存在だったから
これを機に一斉蜂起する危険性は高まったと言っていい。
来年の大統領選に向けて、何かあるような気がするけど
どうだろうね?
※注:文中に僕の主観も入ってますので、さらっと読んで下さい!
他人に話す前に、多少裏を取った方がいいかも?
少なくともウィキペディアくらいは読むことを、お勧めします!!
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