流れのままに。

いろんなことを好きに語っております。

悲喜こもごも。

2015-09-29 12:25:14 | Weblog
東京オリンピックに追加するべく推薦競技が決定した。
といってもあくまで開催国としての提案段階で
正式決定は勿論IOCの委員会を経てということになるけど
過去の慣例に照らせば、ほぼそのまま決まるらしい。

まあ開催国特権とでも言うべきかな。
開催に何兆円というお金を投入するんだから
それくらいの特権は認められてしかるべきとは思う。
多分覆る事はないでしょ。

決まったのは、野球、ソフトボール、空手、スポーツクライミングに
サーフィン、スケートボードの6競技。
まあスポーツとして特に違和感のある競技は無いかな。
スポーツクライミングなんて、見る競技としてもかなり面白そうだしね。

ただ問題が無い訳でもない。
例えば空手は素人目だと、勝敗が分かりにくい。
蹴りはともかくとして、突きだと速すぎてよく解らない上に
見てる方には地味な印象になるかもね。

それに柔道と違って完全にポイント制の競技だから
武道として考えると、かなり本来の魅力はスポイルされる。
そこが柔道との決定的な差だろうな。
ガチンコなら興味は沸くけど、スポーツとしては地味だね。

それよりも問題なのはサーフィンだろうな。
いったいどこで開催する積りなんだろうか?
湘南にしろ九十九里にしろ、関東近郊ではショボい波しか立たない。
趣味でやるには良いのだろうけど、競技となると使えない。

何せ世界のトップサーファーが集まって来るんだから
それ相応の環境を提供しないと、物笑いの種になるのは必須!
サーフィンだけハワイでやったら?と言いたくなる。
この際台風の到来でも期待してみるか?なんて言いたくなる。

一部には人工的に波を起こせる専用施設を作るかなんて案もあるらしいけど
それはやめた方がいいだろうね。
間違いなくオリンピック後には負の遺産になるから。
何十億円が無駄になるのは目に見えてる。

それにサーフィン本来の魅力もスポイルされる。
波の良し悪しに運が乗るから、サーフィンは競技として魅力があるし
必ずしもランキング上位が勝つとは限らない。
人工波では技量が上ならそれだけで有利になりやすい。

本当にどこで開催する積りなんだろうか?
選考委員会でその辺りの疑問は出なかったんだろうかね。
それとも委員達を納得させるだけの解決案が示されたのかな。
そこがどうにも疑問ではある。

どうも今回のオリンピックは金の問題を中心として疑問が多いし
次々と細かいトラブルも続いているよね。
当初はコンパクトでお金を掛けないオリンピックを売りにしていた
はずなんだけど、いつの間にか忘れてしまったらしいな。

少なくとも国民全てが歓迎してる訳じゃないからね。
そういう国民の税金も投入するんだから
やるなら有意義なイベントとして成功させる義務が国にはある。
まあ誰かが幾ばくかの金を懐にしようともね。

しかし本当に東京でやる必要があるのかね。
それこそ難民問題で揺れてるヨーロッパで開催して
競技場建設工事に雇用してやればいいのに、なんて思うけど。
そもそもオリンピックはイベントとして巨大になりすぎたな。

そろそろ原点に立ち戻る時期に来ているのかも知れないけど
一度巨大になった利権は、なかなか手放そうとしないね。
どうも本来の意図とは方向がずれてる気がするけど
選手達にとって大きな目標であるのは間違いない。

野党の存在意義って・・・?

2015-09-21 15:08:48 | Weblog
安保関連法案は参議院でも可決して成立したけど
そんなことはハナから解っていたよね。
日本が議会制民主主義で、多数決によって決定される限りは
何をどうしたところで、野党は阻止のしようが無い。

だからといって何もしないでは、野党は存在意義が問われる。
国民の税金でタダ飯食らわせてる訳じゃないしね。
成立阻止は無理だとしても、主張するべきはしてもらわないと
野党の議員だって国民の代表であることに変わりはない。

安保関連法案には国民の過半数が反対してるんだから
国民の代表としては、与党に反対意見を主張するべきだよね。
でもさ、今回の一連の行動や発言を見てると
この国に政権に対抗できる野党は、存在していないと思い知らされたね。

確かに反対してるようには見えたけど
それは安保関連法案に反対してるように見えて
実は与党の方針に反対してるようにしか見えなかった。
本気で安保関連法案に反対していた野党議員が何人いたか。

しかもやり方の幼稚さには、苦笑するしか無かったね。
不信任を立て続けに提出するのはありだと思うけど
その趣旨説明に何時間も掛けて時間稼ぎをしたりだとか
委員長の委員会室への入室を阻止したりとかね。

一番呆れてしまったのは、野党の女性議員達だね。
ピンクの鉢巻きして、触れたらセクハラで訴えるとかって
あんなこと本気でやってるのかと思うと、悲しくなるね。
もっと政治家として誇れるような主張を毅然とするべきだな。

女性議員の存在意義って、あんなことじゃないはずでしょ。
だから日本では女性議員が軽んじられるし、なかなか増えない。
自分達の地位を自ら貶めるようは行動は、慎むべきだな。
胸の議員バッチはアクセサリーじゃないんだけどね。

数の論理からすれば法案の成立阻止は無理だったけど
それでもね、国民の賛同を得られるような行動をするべきだよね。
あんなことじゃ、国民は益々政治に失望していくし
当然この国にとってもいいことじゃない。

あれを見せられると、この国に真の政治家は居るのかと思うし
政権交代なんて当分はあり得ないと思わされたな。
もちろん無理に政権交代をする必要は無いんだけど
それでも政権交代の可能性が存在している意味は大きいよね。

今の日本にはそれが無いから与党は独裁的に政権運営をしているし
結局国民の声もにも耳を貸そうとはしないようになる。
だって国民がいくら反対しようと、政権交代をする可能性は低いし
野党があれじゃ、選挙にも影響は少ないだろうしね。

そりゃあ安倍くんだって強気になるでしょ。
しかも今の自民党内に強力な対抗勢力も見当たらないしさ。
この状況で遠慮している理由もないよね。
多少批判されたところで、気にもならないはず。

まあ今の自民党を有頂天にさせた原因は国民にもある。
与党に強行採決出来るだけの数を与えたのは、国民なんだもの。
だから選挙権というのは安易に行使してはいけないのよ!
もっとちゃんと考えて投票するべきなんだな。

結局そのツケは自分達に回ってくるんだから。
選挙権が18歳に引き下げられるけど、どうなんだろ?
まだ時期尚早だったような気はするね。
もっと政治が成熟しなきゃ、意味はないな。

今回は日本の政治は未熟なんだと、思い知らされたね。
これじゃ欧米に比して政治なんて行えないよ。
この国に真の政治家は居るんだろうか?
疑問だけが残ったな。




鉄人だって人間だもの。

2015-09-15 17:16:24 | Weblog
横綱白鵬が休場を表明した。
本場所を休場するのは、横綱になって以来初めて(!)である。
とにかく怪我や故障とは無縁であっただけに、相撲ファンは驚いている。
いや細かいものはあったんだろうけど、面にはしない人だからね。

今回はそれが仇になったらしい。
巡業前に右足の親指を痛めたが、それを押して巡業に参加した。
楽しみにしていた巡業先のファンを失望させたくないという
白鵬らしい気遣いだったけど、結果としてそれがいけなかった。

右足の痛みを庇ったために、左足の膝が炎症を起こしてしまった。
体というのは本人が意識してなくても、無意識に庇ってしまうもので
特に力士は体重があるだけに、負担も大きくなってしまう。
今頃白鵬は自分の浅慮に後悔しているだろうね。

この人は誰よりも相撲を愛し、ファンを大切に思ってるし
加えて横綱として背負っている責任も重く捉えているので
巡業の持つ意味の大切さも知ってるんだな。
だから小さな故障で休むことは、あり得なかったんだろうね。

大相撲が数々の不祥事で存続の危機さえ問われたときに
1人横綱として大相撲を守り続けたのは、ご存知の通り。
あれは白鵬だからこそなし得た事だと言っても過言ではないね。
それだけ尊敬と称賛に値する横綱だと思うな。

モンゴル勢の親玉として、時にバッシングされることもあるけど
それは単一民族として何千年という時を重ねてきた日本人の傲慢で
日本人としては反省するべき恥部でもあるね。
人物としてこれほど尊敬に値する人はいないでしょ。

ただ今回休場したお陰で、優勝争いが面白くなったのも事実!!
特に鶴竜には横綱になって以来の初優勝の絶好の機会が訪れたよね。
何たって3人のうち二人の横綱が休場してるんだもの。
ここで優勝しないでいつするの?という感じ。

その分1人横綱としてのプレッシャーも大きくなるけどね。
これで優勝出来ませんでしたでは、横綱としての資質を疑われる。
立ちはだかるのは四人の大関!・・・であるはずなんだけど
実質的には照ノ富士1人のような気はするね。

日本人力士にも優勝のチャンスなんだけどな。
結局のところモンゴル同士の優勝争いになりそう。
稀勢ノ里がどうかだけど、格下に取り零すからな、この人は。
それが無ければ優勝争いに加われるはず。

白鵬が居ないのは寂しいけど、楽しみが出来たのも事実だね。
これで意外な伏兵が出てくると、より面白いんだけどな。


法律か?信仰か?

2015-09-12 12:23:22 | Weblog
同性婚に関する事だけど
アメリカってゲイ先進国で同性婚でもそうなんだろうと思ってたけど
役所の幹部職員が信仰に反する事を理由に同性婚の手続きを拒否するって
記事に接して、ちょっと驚いた。

いやゲイ先進国だからじゃなくて、公務員という立場にありながら
国の指示を無視して個人的な感情を優先してしまうことにね。
確かにアメリカに於ける宗教依存度はかなり強いものがあるし
それを行動や意思決定の規範にする人は多いんだろうな。

もちろん宗教信仰を否定する気は無いんだけど
それを公的な手続きに持ち込んでしまうのはどうだろうな?
しかも聖書の解釈というのは宗派によっても違うようだし
もっと言えば牧師ごとに違うと言ってもいい。

つまり解釈が一貫していないものを理由に公的な手続きを否定するのは
個人的な宗教感を他人に強要してしまうことになるよね。
たとえ聖書で婚姻は男女の間で行われなければならないと記されてても
じゃあ聖書では全ての人々の幸せを願っているんじゃないのかとも思う。

そうであるならば、同性との恋愛や結婚が最も幸福を得られる人には
それを許し祝福するのが正しい行為なんじゃないかと思うけどな。
まあ僕は無宗教で特定の宗教に対する信仰心は全く無いから
これが正しい理解なのかどうかも解らないんだけどね。

今さら信仰してる訳でもない聖書を読んでみようとも思わないし
多分、いや確実に、読んでも理解できないだろうし。
それにしても何の疑いもなく拒否してしまうところに
宗教信仰の危うさというか怖さがあるように思う。

だって同性婚の手続きを拒否した人は、それが与えられた業務であり
それを遂行することで税収から給料を得ているはずなのに
それを拒否してしまうということは、自身の業務に異を唱える行為で
本来その立場を辞するべきなんだよね。

立場をクリーンにした上で同性婚に異を唱えるなら、何の疑問もない。
それはあくまでも個人的な主義主張の範囲内だからね。
だけど同性婚に関して手続き上の権限を持ち続けながら否定するのは
それを望む人たちに対する嫌がらせと言われても仕方ない。

ただ面白いのは、ゲイを否定してる訳ではないらしいんだな。
あくまでも同性同士の婚姻に関して、信仰に反すると言っている。
都合のいい言い分だと思うだろうけど、多分それは嘘じゃない。
つまり敬虔なクリスチャンという意味では、模範的とも言える。

それはこういった人たちの行動を支持する声も多いのが表しているよね。
僕なんかはそこに宗教の持つ危うさを感じてしまうんだけど
生まれてからずーっとそれを判断基準にしてきた人たちには
その危うさが見えなくなっている。

そもそも宗教なんてものは矛盾をあげつらえばキリがないので
だからこそそれを解説しある方向に導く存在が必要なんだな。
解釈が一つではないので、同じキリスト教でも
宗派によって教えに違いが出てきて、対立を引き起こしてしまうんだね。

同性婚に関しては、それを認めようというのが先進国の流れになってるけど
今のところ決して世界的に容認された方向性ではないな。
宗教感も絡んでくるだけに、法的に認めれば済むという話しでもない。
個人的に否定的な人も少なくないだろうし。

アメリカでも同性婚を容認してる人は6割と、なかなか多く見えるけど
多分その6割の中にも、本音では疑問を持ってる人がいると思うね。
それが世の流れだからという理由で賛成して見せてるだけで。
これはなかなか深い問題で、もっと議論が必要だと思ってる。

ただ同性婚を願う人たちの立場に立ってみれば
そんな悠長なことは言ってられない訳で
社会的に受けられる権利や待遇に差があるのは事実だし
社会の自分達に対する態度にも悲哀を感じ続けているのも事実。

国家が国民に等しく権利や幸福を与える義務を有しているなら
同性婚も容認するべきなんだろうとは思う。
あくまでも国家が等しく権利を与えるかどうかの問題だから
それとゲイに対する意識は離して考えないとおかしい。

まあかなり難しい問題ではあるし、特に保守的な日本では長引くね。
まだまだゲイが特殊な存在であることに変わりはないし。
宗教感を全面に出して議論してしまうと難しいから
そこは社会的な問題として議論しなければダメだろうな。

どう思います?

天下は続く。

2015-09-08 19:49:59 | Weblog
自民党の総裁選は対抗馬が出ないということで、安倍くんの再選確実。
一応野田聖子も手を挙げてみたものの、はなから目は無かった。
まあそんなことは承知の賑やかしだから、悔しくもないでしょ。
それでいいのかどうか、大いに疑問はあるけどね。

何しろこれで暫く安倍くんの天下は続く訳で、強気は増すだろうな。
国民が何を言おうと安保関連法案は近々成立する。
原発再稼働にしてもそうだけど、あまり国民の反発を気にしてないよね。
反発はあって当然だと思ってるみたいだな。

確かにそれを気にしてたら前に進まないのは確かだけど
憲法解釈を都合よく曲解してるようで、それが不安ではある。
それが罷り通るなら、何でもありになってしまうし
そもそも憲法とは何だ?という疑問も沸き上がってくる。

憲法を変えないで成立させるなら、相応の説明が必要!
反発があって当然と思ってても、国民を納得させる義務はある。
安保関連法案には六割以上の人が反対してるんだから
それを無視するのは民主主義国のリーダーとして相応しくない。

国会議員というのは国民の代表なんだもの。
国民を無視するのは、その大原則を蔑ろにする行為だよね。
言っておくけど、僕個人としては安保関連法案に反対ではないのね。
自分の国を自分で守れるようにするのは、国として当然だから。

大体さ、同盟国の軍隊が目の前で攻撃を受けてても
手を出せないなんていうのは、普通に考えておかしいでしょ?
そのくせ自分達が攻撃を受けたら助けてくださいなんて
あまりに都合が良すぎるし、恥ずかしくもある。

個人的には以前から自衛隊の在り方に疑問を持ってたから
安倍くんのやろうとしてることは理解できるし、共感もしてる。
ただやり方には少なからず疑問があるね。
あまりにご都合主義だし、強引に過ぎるな。

日本の憲法において、自衛隊に関することはかなりデリケートだから
そこに手を着けるなら、それなりの手続きは必要だよね。
アメリカのご機嫌とりが臭うのも気に入らないし
このまま成立させるには疑問が多い。

国民は近年に無いほど声を挙げてるし
あまり甘く見てるとまずいように思うけどな。