流れのままに。

いろんなことを好きに語っております。

衆院解散?

2014-11-20 21:16:34 | Weblog
なんか本当に衆院解散するらしいね。
物凄く唐突感があるし、理由が今一つ分かりづらい。
消費税10%アップ先送りの信を問うって事らしいけど
国民とすればむしろ有難いような気もするだけに、疑問がある。

もちろん、消費税を据え置くってことは
社会福祉目的税としての集金力もそのままという事だから
そういう意味では国民にも影響が少なくないけど
それでも疑問は消えないな。

そもそも10%への増税には景気状況によって
首相判断で先送りできるという条件になってたはず。
つまり選挙で信を問う必要なんて、無いはずなんだな。
だから専門家も総じて首を捻っている。

もっとも連中は選挙になった方が出番も増えるから
疑問を唱えながらも、実は喜んでるだろうけどね。
政治にぶら下がって小判鮫してる連中なんて
政治が凪じゃ稼ぎも少ない。

それはともかく、この選挙は大義名分が見えてこない。
もしかすると、安倍くんは免罪符が欲しいのかも?
特定秘密保護法、集団的自衛権行使容認、TPP、沖縄基地問題
原発再稼働と国民の反感を買う政策は多い。

そしてこのところの相次ぐ閣僚の不祥事だからね。
ここで選挙をして自民党が過半数を獲得すれば
安倍くんも国民の信任を得たと胸を張れるし
上記の政策についても、形としてはそうなる。

当然今よりずっとやり易くなるよね。
なんたって選挙で国民の信を得たんだから。
そして野党が不甲斐ない現状を考えると
そうなる可能性は高い。

国民はいまだに民主党ショックを抱えてるから
安易に自民党を拒否出来なくなってる。
それを読んでの総選挙なんだろうな。
多少議席を減らしたとしても、過半数割れは無いもの。

もしかすると、安倍くんは何か大きな政策をやりたいのかもね。
考えられるのは憲法改正かな。
そうだとすると肝は憲法9条だろうな。
これを改正して自衛隊を国軍に昇格させる、とかね。

まあ現実的には反発も大きいから難しいけど
憲法改正の野心は持ってるはず。
戦後の総理大臣は誰も出来なかった事だしね。
この人かなりの野心家みたいだし。

父親が総理になれなかったのもあるのかな。
どうにも歴史に名を残そうという想いを強く感じる。
国民は安易に引き摺られ無いようにしないと
とんでもないことに加担させられるかもよ?

なんてね、ちょっと飛躍し過ぎたね。
ただこの選挙は案外重要かも知れない。
よく考えて投票した方がいいね。


健さん、逝く。

2014-11-18 18:25:28 | Weblog
今日の話題は、やっぱり健さんだろうな。
突然の事で驚きを隠せなかったんだけど
年齢を考えると、そんな日が来る覚悟はしてたよね。
癌に負けたというのが無念ではある。

ただそんな気配も見せてなかったのは健さんらしくて
隠してたというよりは、見せなかったと言うべきで
プライベートを殆ど見せてこなかった健さんの
これが美学なんだろうな。

最近までCMにも出てたし、確かに唐突感はあったな。
新作映画の準備に入ってたらしいから
まだまだ気力は衰えて無かったんだね。
観られなくなったのは残念だね。

僕は男子のご多分に漏れず、大ファンで
任侠ものから最近の作品まで、殆ど観てるんだけど
好きな作品を三つ挙げるとするなら


『駅―station―』
『夜叉』
『居酒屋兆治』


の三作品かな。
まあ任侠ものも総じて好きなんだけどね。
任侠ものだと主役作品も当然いいんだけど
脇で出た『緋牡丹博徒』が好きだったりする。

そういう意味では『ブラックレイン』も捨てがたい。
主役作品に拘らないなら、当然の上位ランクだろうな。
ただこの作品は松田優作のインパクトが強すぎて
健さんの存在感が霞んでしまった印象は確かにある。

任侠ものから脱して大作に至るまでの過渡期にも
いい作品はいくつもあるけどね。
もちろん200本以上出演していれば、駄作もあるんだけど
健さんの存在感があれば良しみたいな部分はあったな。

とにかく映画俳優という肩書きでは最後の役者さんだろうね。
銀幕のスターと臆面もなく呼べた最後の役者さん。
まだまだ新作を観たかったけど、仕方ないね。
こればかりはどうしようもない。

個人的には北野たけし監督、高倉健主演で観たかった。
たけしも撮りたいって言ってたけど、間に合わなかったね。

御冥福をお祈りします。
安らかに眠って下さい。



法律なのか、倫理なのか。

2014-11-09 19:46:15 | Weblog
先日アメリカで安楽死した女性が話題になってるけど
まあ、あれをどう考えるかは、意見の分かれるところだね。
理想的と肯定する人もいるだろうし
あくまでも生き続けるべきだと言う人もいるよね。

それは倫理観とか宗教観とか、受けてきた教育とか
育ってきた環境とか、いろいろな要素が絡んでくる。
どっちがどうとは、安易に言えないんだけど
議論しても答えは出ないだろうな。

社会的には、法律で国としての見解を示すことは出来るけど
それが正解かと言われれば、「さあ?」としか言えない。
結局は本人の問題なんだろうけど
家族の想いが否定的なら、押し通して良いものなのか・・・・・?

ただね、癌で闘病した経験者として言うと
苦しい想いをしてまで生き続けたくはないかな。
でもそれは死にたいという事ではなくて
苦しみから逃れたいという意味合いが強い。

今回の女性は余命宣告されていたというのもあるから
増してくるだろう痛みや苦しみへの恐怖感と共に
いつまで耐えればいいのかという恐怖もあったはず。
惨めな姿を晒したくないというのもあったかな。

いろいろ考えて自ら終わらせるという結論になったんだね。
それはもしかすると過酷な運命を与えた天に対する
彼女なりの反発なのかもしれない。
貴方のスケジュールには従わないわというようなね。

まあそれは考えすぎかも知れないけど
最後の日を自分で決めた覚悟は認めたいね。
それを非難する資格は誰にも無いな。
彼女の想いと覚悟は尊重するべきだね。

結局病気の苦しみは本人にしか分からないし
精神的な苦痛もそうだよね。
今回のことは、一つの手段ではあると思うし
選択肢として、あっていいとも思う。

確かに難しい問題ではあるな。