流れのままに。

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賛成?反対?

2015-05-27 13:14:17 | Weblog
安保関連法案が国会で審議入りしたね。
議場はさながらヤジ合戦の様相なんだけど
そもそも与党が2/3の議席を占めているので
野党がヤジを飛ばしたところで、迫力は無いな。

おまけに維新の党は基本的に賛成しているようだしね。
ただでさえ数で劣る野党が、更に数を減らしてる印象。
結論から言えば、野党がいくら非難しようと、この法案は成立する。
だって与党は成立に必要な2/3を確保してるんだもの。

だから安倍総理の答弁にも余裕が見える。
そりゃあそうだよね、成立ありきなんだから。
後は大失言でもして国民から強く反発を受けたりしなければ
賛否はあるにしても成立は規定路線。

ただね、日本が戦争に巻き込まれる如く主張する野党も極端だけど
やたらと自衛隊員の安全を唱え、従来と変わらないと断言する
安倍首相の答弁にも疑問を感じてしまうのも事実かな。
行動範囲と武器使用条件が緩和されれば、危険が増すのは自明の理。

そもそも敵となる勢力の自衛隊に対する見方が変化する。
今までは武器を使えない張り子の軍隊だったのが
武器使用も可能になれば、当然相手も躊躇なく銃口を向けてくる。
そこに危険はないという主張は、違和感を覚えるよね。

日本政府の都合と思惑で、相手は動いてくれないでしょ。
特にアメリカと行動を共にしていれば反感も強くなる。
こっちが勝手に線引きして安全を確保した気になっていても
攻撃対象としてリストに載る可能性は高まってくる。

攻撃された場合、今までは他国の銃口に守られて首を竦めるだけだったけど
今度は海外でも自分の銃口を向けて戦う事が可能になるんだから
敵対勢力にとって、日本を直接的脅威から除外する理由が無くなる。
あくまでも自衛の為にやむ無くと主張したところで、敵には同じことだな。

撃てば撃ち返して来るんだからね。
要するに敵はこっちの思惑で動かないってことだね。
単純に考えても、活動範囲と権限が拡大すれば危険が増すのは
小学生でも分かるな。

安倍首相の答弁を聞いていると、国民の安全を守るために必要と
やたら強調してるけど、どうにも胡散臭い。
国民の反発を押さえて、中身もうやむやのうちに成立させようという
安倍首相の思惑が臭ってくる。

勿論国家が防衛力を強化するのは、国家として正しくもあるんだけど
国民に正確な情報を与えないで、うやむやのうちに成立させようという
国民議論を待たないようなやり方は、気に入らないね。
何やらアメリカの思惑が臭うのも、僕は気に入らない。

アメリカが嫌いと言うのではなく、アメリカの思惑に乗ってるような
主権国家としての意気地の無さに顔をしかめてしまう。
どうも安倍さんは権威や権力から誉められるのが好きらしく
米議会での発言も、そういうことだろうな。

今回の安保関連法案は自衛隊の活動範囲を限定すると言ってるけど
そんなもの拡大解釈の余地は充分に確保されてるし
実際活動していく上で、徐々に広がる可能性は高い。
だって安倍首相は自衛隊の活動範囲を拡げたいんだもの。

中国やロシアや北朝鮮、もっと言えば韓国なんかに軽く見られるのが
堪らなく嫌なんだと思うね。
領空侵犯でスクランブル掛けたって、撃ってこない事は先刻承知。
ただ相手の尻を追いかけ回すだけなんだからさ。

そりゃあ相手も気楽に侵犯してくるよね。
「ちょっくらからかってくるか」てなもんだな。
それが撃ってくるかも知れないとなれば、違ってくる。
日本を小馬鹿にした態度は取れなくなるでしょ。

安倍さんとしては、そういう効果も狙ってるはず。
何も敵対国だけじゃなくて、同盟関係の欧米にしたところで
日本の軍事力が張り子で無くなれば、一目置かざるを得なくなる。
当然それは政治的な駆け引きに影響を与えるよね。

安倍首相がタブーを犯しながらも自衛隊に手を着けているのは
結局のところ、そういう政治的な思惑があるように思う。
どんなに綺麗事を言ったところで、国力と軍事力はイコールで
特に外交に於いて密接な関係があるのは、否定できないな。

野党や反対派が言うような”戦争をする国“にはなってほしくないけど
攻められれば戦える国にしておくのは必要なのも事実。
ただそれを国民が理解しないうちに決めてしまうのは
やり方として気に入らないってのが本音だね。

それでもマスコミの論調に安易に乗るのは考えもの。
今のところ否定的な論調が受けがいいと思ってるきらいがある。
ちゃんと中身を正確に分かりやすく解説するのが
マスコミの真の役目だろうね。

国民も何となくで賛否を決めるのは、やめた方がいい。
それほど重要な法案でもあるしね。
間違ってると思えば、異を唱えるだけの判断基準は持っていたいな。
まあ、成立はするんだけどね。

問題はもし海外で戦死者が出てしまった時だろうね。
大騒ぎになるのは間違いないし、政治も大混乱に陥るはず。
どう収拾をつけるんだろうな。
可能性が無いとは言えないよね。

今まで安心して渡ってた橋が、吊り橋になってしまう危うさを感じるのは
心配しすぎだろうか?

真の政治家だね。

2015-05-18 13:19:24 | Weblog
大阪都構想について住民投票が行われたけど
結果についてはご存じの通り、反対票が上回ったね。
僕は多分反対が多いだろうと思ってたから、予想通りだったけど
あれほどの僅差だとは思ってなかったな。

大阪市はむしろ賛成票がほぼ同数あったことを、真摯に受け止めるべき。
変革を望んでるってことは、不満が燻ってるって事だからね。
住民の半数が変革を望んでるっていうのは、市政に不満を持ってるんだから
ここを無視すると、不満は爆発するよね。

結果として大阪市は今後の市政運営に大きな課題を突きつけられたな。
報道では熟年世代に反対票が多かったと報じていたけど
これは現状の老人福祉に関する政策に一応の満足を示した事になるけど
逆に言えば、赤字だからと簡単には打ち切れなくなったとも言える。

今回の住民投票は大阪市のみならず、大阪府全体の未来を占うもので
本来は現状の是非を問うというよりも、未来の大阪をどうするべきかを
市民が意思表示する機会だったけど、高齢者はそんなことより
今自分に何をしてくれるかが重要だから、なかなか難しいね。

若い世代の為にどうするべきかなんて、多分考えないな。
自分が死んだ後の事なんて、正直知ったこっちゃないのが本音だな。
勿論それを非難する積もりは毛頭無いです。
今までの大阪や日本を築いてきた人たちだものね。

高齢者が日々の生活を守ろうとするのは当然。
実際のところ、高齢者の反対票がどの程度影響したのかは定かじゃない。
あくまで高齢者世代では反対票が多かったという話しだから。
全体的な割合はどうだったんだろうね。

若い世代に投票へ行かなかった人たちが多いだろうから
もし高齢者の反対票が今回の結果に大きな影響を与えたとしても
若い世代が文句を言えるものでもない。
投票する人がそれぞれの意見で投票すればいいんだし。

ただ結果は大きな変革を一応は否定するものになったけど
今回の住民投票は、自分達の街のことを真剣に考える機会になっただろうし
自分達の未来を考える機会にもなったはず。
そういう意味では、意義は大きかったね。

突拍子も無いことを、ここまで具現化させた橋下市長は大したもの!
なかなかどうして、大した策士だね。
戦国時代なら軍師として名を残したかも知れない。
昨夜の会見もサバサバとした感じで、やりきった感が見えた。

このまま政界引退は惜しいような気もするけど
推測するに、本人はそろそろ辞めたかったんじゃないかな?
マスコミには言いたいこと言われるし、行動に制限は多いし
弁護士時代と比べて収入は少ないし。

それに最初知事になった頃から、家族は反対してると言ってたしね。
もしかしたらそこが一番大きかったのかもな。
だから都構想なんて思いきったことも出来たような気がする。
そもそも長く政治家してる積もりは無かったんじゃないかな。

会見での清々しいような笑顔を見ると
ようやく肩の荷が下ろせたような、安堵感が感じられた。
一番ほっとしてるのは、多分家族だね。
自分達は反対に投じてたりして(^-^;

政治に一石を投じた橋下さんは、尊敬すべき政治家の一人だね。
それに多分これ程大阪の事を真剣に考えた首長も珍しいんじゃないかな。
一見異端児に見えるけど、もしかするとこういう人が
今の日本政界には必要なのかもね。

近年政治を面白くした功績は大きいな。
やっぱり引退は惜しいね。
来年から暫く、テレビに出まくるだろうね。
肩書き外して何を語るのか、興味はあるね。

そりゃあそうでしょ!

2015-05-12 14:07:41 | Weblog
少子化が止まらない。
子供世代の人口は34年連続で減少し続けているらしい。
つまり政府の対策が成果を出していないということで
本気で何とかする気があるのかと思うよね。

そもそも子育てに適したインフラ整備も出来てないのに
女性の社会進出を推進しようなんて、おかしいでしょ!
女性の社会進出が進めば出生率が低下するのは当たり前で
おまけに子育て環境が整って無いんだから、増える道理がない。

職場は妊娠したとたんに戦力外の烙印を押してしまうし
上司ばかりか、同姓の同僚にまでマタハラ被害を受ける始末。
産休を経て職場復帰したところで、会社は冷たいし
以前の役職に戻れる可能性も低い。

医療環境も出産&子育てに関しては悪化の一途で
医療技術は進化してるのに、肝心の医師が減少し続けている。
この日本で、離島でもないのに、産婦人科が無い町なんて
別に珍しくもないというのが現実。

都会だから充実してるかといえば、産科医不足はどこも深刻。
むしろ人口が多いだけに、深刻度は高いかも。
それは小児科にしても同様の傾向で
一番の原因は医療訴訟の増加にある。

誰だって訴訟リスクを出来るだけ低くしたいからね。
まあ外科医の方がリスクが高いイメージがあるだろうけど
外科手術の場合、事前にリスクも告知されるから
明らかな医療ミスでもなければ、訴訟には発展しにくい。

でも出産の場合、元気に産まれてきて当たり前という意識がある。
特に事前の検査などで異常が指摘されていなければね。
実際出産というのはかなりのリスクを伴っていて
問題なく産まれてくるというのは、奇跡に近いんだけどね。

今は医療が発達して出産のリスクも軽減されてきたけど
以前は出産のストレスで母親が亡くなってしまうこともあったくらいで
母子ともに問題なく出産するというのは、当たり前じゃないんだな。
だからといってなにかあれば、感情的になるのも理解できるけど。

何ヵ月も楽しみにしてきた分、悲しみも憤りも大きくなる。
特になかなか子宝にめぐまれなかったりしていれば
納得できないのは容易に想像がつくね。
訴えたくなるのも、それはそれで理解できる。

まあ5000人を無事に出産させてきたところで
5001人目に何かあれば、実績も吹き飛んでしまうのが医師の仕事。
命を預かってるんだから仕方ない部分もあるけど
医師としてはやりきれないだろうな。

リスクを少なくする為に産科&小児科を避けるのも仕方ない部分もある。
子供相手だけに、家族も世間も感情的になりやすいだろうし。
ただだからといって傍観してるわけにもいかないよね。
医師の減少は何としても食い止めないと。

最も効果的なのは、専門の医療大学や学科を設置することだね。
産婦人科と小児科に特化して、学費を優遇する。
何なら準公務員として、育成段階から給料を支給するのも有りかな。
それなら高額の学費や生活費の負担も、かなり軽減されるでしょ。

そもそも経済的に裕福じゃないと医師を目指せないのはおかしいでしょ。
人材としては、沢山埋もれてるはずなのに。
経済的な理由で医師を断念してる人は、かなりいるはず。
そこに補助金を出してこそ、有効な税金の使い方だよね。

まあ待機児童の問題も、どうして進まないのかと思うけど
ただ上物を建てれば済むという問題ではないらしい。
保育士の人材不足に加えて低報酬の問題もある。
さらには御近所トラブルなども社会問題になりつつある。

現実問題として、住宅地に新設するのはかなりのハードルになっている。
主に騒音問題らしいけどね。
確かに何十人もの子供が騒げば、不愉快に思う人もいるだろうな。
特に老後を静かに暮らしたいなんて人たちはね。

自分達も子育てしてきたはずなんだけど、それはそれとして
今の生活を平穏に送りたいとなると、立場は違ってくる。
子供ってのは遠目で見てる分には可愛いけど
テリトリーが接近すると、とたんに厄介な存在になるよね。

うるさいし、生意気だし、言うこと聞かないし。
最近は他人が注意すると、親が牙を剥き出すようになったし。
段々と地域で育てる的な関係は希薄になりつつある。
時代といってしまえばそうなんだろうけど、何だか悲しい。

防犯的な見地からすると、良くないのは確かだろうな。
目が子供に向けられてないというのはね。
どこの子供か知らなければ、誰が連れ去っても関心を持たないだろうし
危険なところで遊んでいても、注意をしない。

まあそれはともかく、国もやってる振りじゃなくて
真剣に少子化をどうにかしないと、国が滅ぶ。
アメリカに媚を売るのも良いけど
国内でやるべき事は、山ほどあるな。

1000兆円を越えた借金と共に、国が滅ぶ危機にある。
そこを真剣に考えないと、本当にヤバい!!

よりによってGWに・・・

2015-05-05 20:06:06 | Weblog
何の事かと言えば、箱根の火山性微動騒ぎ。
よりによって稼ぎ時のGW を狙ったように発生した。
楽しみにしていた観光客はがっかりだろうけど
まだ箱根全体が立ち入り禁止になった訳ではない。

それでも箱根観光の人気を牽引している大湧谷というのは
箱根の観光収入に与える影響も少なくないだろうね。
しかもド定番と言える名物“黒たまご”が販売中止に!!
これを目当ての人は多いから、なかなかの痛手だな。

ちょっと過剰反応のような気もするんだけど
何たって御嶽山の惨劇がまだ記憶に新しいだけに
どうしたって過敏になってしまうのは仕方ないね。
まあ被害が出るよりはずっといい。

箱根で商売してる人たちにはがっかりだろうね。
せめてGW が明けてからにしてほしかったというところか。
これから秋にかけてシーズン本番になっていくだけに
いつ終息するのかは気になるところ。

まさか来年まで引き摺ることはないと思うけど
万が一そうなれば、箱根駅伝に影響が出てしまう。
それだけは避けてほしいけど、なんとも言えない。
一度解除されても、再度規制される事はあり得るし。

こればかりは自然が相手だからな。
人間の思惑なんて、知ったこっちゃない。
毎年お正月の楽しみだけに、何とか収まってほしい。
選手にとっても、一大イベントだろうし。

しかし人気の観光地が普通に噴火の危険を内包してるって
考えてみればなかなかスリリングだよね。
実は日本にそういう場所は少なくない。
さすが火山大国というべきか。

まあこんなに温泉の沸いてる国なんて、そうそう無いからね。
それだけ考えても、地中でマグマが息づいてると言える。
実はどこが噴火しようと、全然不思議じゃないんだな。
国民が思ってるより、危険は身近にあるんだね。

地震大国で火山大国。
なかなかスリリングな国に住んでるよね。
因みに地震も火山噴火も、予知に関しては、全然進んでない。
現状で予知は不可能と言っていい。

だから過敏にならざるを得ないんだな。
油断すると御嶽山みたいな事になりかねないし。
自治体の警告には、素直に従いましょう!!
何もなければ、それでいいじゃない。

ただ今だから箱根に行ってみたい気もするけどね。