フィルムカメラを使おうと思ってフィルムを買ってありましたが、面倒なのでそのまま置いていました。
1年も経って、もうフィルムが腐りそうなので使いました。 フィルムは生き物なのでこんなに置いておいてはカラーバランスが崩れて変な色になるだろう。
このカメラにフィルムを入れます。
実はフィルムを入れるのがとても大変なのです。でもって、長い間フィルムを放っておいたのです。 今時フィルムは高いのに。
このカメラは底板が外れますが背面は外れない。 フィルムを差し込みますが、コツはカードでスプロケットに引っかからないように入れることです。
ヘタをするとフィルムを入れるのに30分ぐらいかかるけれど、今回は10分ほどでできました。
このカメラです。 ライカIIIfです。 相当古いカメラですが完動品です。 レンズはフォクトレンダーのカラースコパー35mmにしよう。
IIIf
近所を散策 こんな写真になりました。 当然ですが、撮影を終わってフィルムを現像に出してプリントしてもらって初めて写真を見られたのですが、かなり色がくすんでいる。 フィルムが古いからだろうか、それともこれが味だろうか。 なおプリントをスキャンしたので一段と画質は落ちています。
フィルム現像はカメラのキタムラに持ち込んだのだけれど、一週間ぐらいかかるかと思ったらなんと1時間でできるという。 小さい店だが自分の所に現像設備があるんだ。 今時すごいと思ったのでした。
(ちなみに現像液はすぐに酸化するので、このフィルムのために現像液などの薬品を作って処理しているはずで、プリントも含めて1時間はすごいのです。)
IIIf
コスモスの時期なので手前のコスモスにピントを合わせて京阪を撮る。 このカメラはレンジファインダーなのでピント合わせを小さなレンズを覗き込んで行うのだが、なかなか難しいけれど面白い。 その覗き穴はピント合わせだけに使って、構図は違う穴から覗き込むけれど、それは50mmのレンズでの視角なので、35mmのレンズをつけていると外付けのファインダーをつけて、それで構図合わせをする。
手間のようだが、これしきあっという間にできる。
IIIf
月桂冠の蔵の横にゆくと微かにエンジン音が聞こえたので船が来るのを待つ。 ディジカメのように何枚も撮れない。 もったいないので一枚だけの真剣勝負。 オートフォーカスでは無いのでシャッターを押した瞬間にシャッターが切れる。 もうちょっと待ってシャッターを押せばよかったかな。
デジカメ
ここで、カメラで撮影ではなくて、カメラを撮影だ。 今付けているレンズはフォクトレンダーの21mmの超広角だ。 外付けファインダーも変えてある。 こうやってレンズやファインダーを変えるのも面白い。
IIIf
寺田屋の前でIIfで撮影。
IIIf
繁華街に行って
デジカメ
喫茶店に入って抹茶ケーキ。 横にカメラを置いていたら若い女性の店員が大喜び。 すごーい、格好いい! 面白そう!!!
鼻高々でした。
IIIf
酒蔵を写して
IIIf
三栖の閘門に行きました。
IIIf
ここは大阪から京都への船が通っていた閘門で、私の子供の頃には石炭を積んだ船が入っていました。 人間は? 当然京阪電車です。
IIIf
船が置いてありましたが、こんな小さな船では大阪からは来られません。 江戸時代は人や馬が岸から引っ張っていたそうですが、明治後期には蒸気船が走っていたようです。
デジカメ
この展示館の中に閘門の模型があります。 こんな船が大阪京都を結んでいたそうです。
IIIf
宇治川を眺めた所です。 この先が大阪ですが、天瀬ダムができて川の水位が低くなったので、この閘門は使えません。
ベタ焼きです。 露出は感でやったのですが全部適正露出のようです。 エヘン。
ということで、フィルムカメラでの写真はいかがでしょうか?
ちなみに、同じ時にデジカメで撮った写真を
デジカメ
やはりディジカメ、綺麗です。
スマホ
これも同じ時ですがスマホでの撮影です。
ディジカメやスマホがあればフィルムカメラはいらないのですが、綺麗な写真を撮るというよりも、フィルムカメラ、メカで遊ぶという感じでしょうか。 最近は若者がフィルムカメラに興味を持っているそうです。 フィルムカメラの中古は値上がりしていますがディジカメより安いです。 でも、フィルムが高いのですが、それはフィルム時代を知っている年寄りがそう考えるので、若者は初めからこんな価格だと思っているそうで、高いとは思わないとか。 しかしフィルムは手に入りにくい、供給不足です。 カメラのキタムラでも品切れでした。
おわり