テレビでおわら風の盆の生中継を3時間もやっていました。 3時間もです。
越中八尾の風の盆、私も10年以上前に行ったことがあるので懐かしく何時間かテレビを見てしまいました。
昔の写真ですが、少し載せてみましょう。
富山から越中八尾へ
懐かしい形の駅です。 風の盆がある時なので駅員も多い。
初めに行ったのは夜。 駅からしばらく歩くと橋がある。 これを渡ると風の盆の町に入る。
街のあちこち町内ごとに踊っている。
男衆だ。 観客が多いので写すのには大苦戦。
町内によって着物が違う。
ここでは出る準備をしている。 風の盆では三味線と胡弓が特徴だ。
観客用にこういうステージもあった。
お寺でも見せ場を作ってある。
翌朝、富山市内に泊まっていたのでライトレールで風の盆へ、もちろんJRに乗り換えてですが、
この運転台もライトレールです。
坂の町、八尾。 昔は八尾街道で賑わって、蚕の養殖で財をなし、花街ができて、そこからこの踊りが始まったという。
芸妓さんたちが踊ったところから始まっているので、おどりがしなやかだ。 指先一つの所作も見事揃っている。
この人たちは地元の人たちだが、何でこんな田舎に若い人たちがたくさんいるのかと思ったら、どこかに住んでいても風の盆には帰ってくるそうだ。 阿波踊りでもどこでもそうだが、お盆に地元に帰って踊るのだ。
風の盆では トンテンシャン という静かな音楽だが、三味線と胡弓の音が素晴らしい。 もの悲しい胡弓の音色に、三味線のバチの音が合うし、太鼓の遠慮しがちな音も良い。
子供たちの、この稲刈り姿が素晴らしい。 ここで生まれた子供は、立てるようになるとすぐに踊りを教え込まれるそうだ。
小さい子がお姉ちゃんたちの踊りを見ながら頑張っている。 そして、稲刈り姿の子供たちはこの着物を着れるようになってうれしのだが、さらに、もっと上のお姉さんたちのような、本格的な着物姿で踊ることを夢見ている。
男の子たちも同じで、黒い着物を着てがんばっている。
後ろで見守っている大人たちも嬉しそうな顔だ。
着物は町内ごとに違って、正式に踊る時間も決まっているようだ。 これは本当に自分達のために踊りをやっているところだろうか。 素朴で良い。 みんなが芯から楽しんでいるようだ。
揃いの衣装を着てこの子らも頑張っている。 もう、この子たちも立派な大人になって、本格的な男踊りをやっていることだろう。
風の盆の踊りには基本があって、男は田植えの感じで、時々月を見たりする。 その仕草が荒々しくはなく静かなのだが、やはり男らしさが表れている。 静かで、内に持っている力を表すと言うのだろうか。 そして、女がお酌をする仕草もある。 こういうところもおわら風の盆に全国から人が集まる魅力になっているのだろう。
山里の小さな町に人が集まる。 三味線、胡弓の音と、しなやかな踊り、
「風の盆恋歌」の小説、映画で全国に知れ渡ったこともあるでしょうが、魅力ある盆踊りです。
こんな家々も魅力がある形をして、人を惹きつけます。
サンダーバードが富山まで行っていたんです。 もうサンダーバードでは行けないけれど、来年の「おわら風の盆」に行かれたらいかがです? そう東京からは行きやすくなっています。
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