先日、宇治の源氏物語ミュージアムに行きました。
その時に
こんなバスの宣伝を見つけました。
見ると、我が家の近くからも、この石山寺行き直行バスが出ている。 期日はもうすぐ終わりだ。
これは、京の冬の旅の類の特別なバスで、冬の間だけの運行です。
我が家から石山寺に行くのは、たくさん電車を乗り継がなければならないので、家から石山直行とは私のためのバスだと思ったわけです。 ホームページを見ると指定席ではないが、予約優先なので、混む時には予約がないと乗れないかもしれないとのことで、前日に予約を取って出かけました。
このバスです。 大きな観光バスです。
予約したんですけれどと言って乗り込んだのですが、なんと、客は私を入れて2人。 がらがら、好きなところに座ってください。 そりゃあそうだろう。 予約したのが恥ずかしいぐらい。
バスはすぐに高速道路入る。 バスガイドさんが、石山寺や紫式部について説明を始める。 観光バスは久しぶりなので楽しい。
1時間足らずでしたが、源氏物語に詳しくなったよ。 嘘!
石山寺到着、降りたのは私一人で、もう一人の客はJR石山駅に行くそうだ。 なるほどここからJRで東に行く手がありショートカットをしたんだろう。
西国三十三箇所に含まれる寺なので来たことがあるけれど、それ以外にも何度か来ている。
境内は広い山だ。 今回の目的はNHKの大河館。 昨年は家康だったので、岡崎や駿府城に行ったが、今年は紫式部ゆかりの場所と、けっこうNHKに乗せられているけれど、良いんだ。 どこに行こうか考えるのに大河に合わせるのが楽だからだ。
大河館と石山寺とどちらかでも良いけれど、それぞれお金がいるんです。 来たついでに両方入ることに。
大河館の中。 撮影して良い場所とあかん場所がある。 これはドラマで吉高さんが着た衣装だとか。
そう言えば、十二単よりも、道長役の柄本佑さんが着ていた警護に回る時の朱色の衣装に弓を持っている格好が素晴らしいと思ったんだけれど。 お雛様にありますね。 平安時代の貴族は武士の仕事もやっていたんだ。
さて、石山寺。 本当に石の山の上に寺が立っているんだ。 すごい巨石がたくさんあります。
本堂の横に、紫式部が源氏物語を書いたという小部屋があります。 以前はここに、紫式部が筆を持って物語を書いている人形があったんだけれど、今はどこかに出張中かな?
結構すごい岩でしょう。
紫式部がこの寺から、琵琶湖に映る月を見て源氏物語を考えたということですが、ここは瀬田川、琵琶湖はいちばん向こうの橋の後ろです。 でも、当時は建物もないし木もこんなに茂っていなかったので、きれいに琵琶湖が見えたのでしょう。
山なので、フーフー言いながら歩いて紫式部の像の前にきました。 これを写しておかないとブログが書けないので。
この寺は梅の名所でもあり、すでに幾らか咲いていましたが、梅林は遠くから見ただけです。
寺の出口の前に池がありました。
あの小屋は閼伽井屋と言います。 水のことを閼伽(あか)と言うようですが、たしかラテン語のaquaが水なので、いつも似ているなと思うのです。
この池を写したのは、レイアウトの参考のためです。 こういうちょとした情景を写しておくと役立つことがある。
それにしてもきれいな水面で鏡のようでしょう?
ついでに、こういうものも写しておいて、石山寺を出ます。
京阪電車、石山駅です。 寺から歩いて1kmほどある。 遠い。
ここからこれに乗って行くところがあります。
つづく